• ドラフト1日目 =1日目は1巡指名32選手のみ

まずは私の応援するNYGは

19 NYG Prince Amukamara CB Nebraska 6-0 206

を指名。
彼は今回のドラフトの中ではCBとしては2番手、全体でも10番以内に入るという評価の選手で、彼がここまで落ちていたのには意外という印象。
ちなみにNYGの最重要補強ポイントは、オフェンスラインで、次いでラインバッカー、それからディフェンスバックもしくはランニングバックという状態で、OLもそれなりに残っていましたが(OTが3名も残ったのはかなり意外)でしたが、この段階でNYGは

その順位で、一番良い選手を、指名しなさい

という格言を守ったと言えます。この態度から考えてもこの指名は悪くない。(正しいかどうかは結果だから)彼をスルーしたヒューストン・テキサンズが正しかったかは、結果が答えとなるのです。
さて、この指名で、今後のチームの方向性を見ることが出来ます。
スーパーボウルを制したジャイアンツの当時のディフェンシブ・コーディネーター、スティーブ・スパグニョロ(現セントルイス・ラムズ監督)の哲学は、

変幻自在のブリッツで相手を惑わせ痛めつける

というモノでしたが、彼がラムズに引き抜かれて、コーディネーターとなったビル・シェリダンはブリッツにこだわりすぎラインバッカー中心に考えすぎて守備がうまくいかず、得点がとられまくってシーズン終了後にクビになりました。(その後マイアミでLBコーチ)
で、現DCのペリー・フェアウェルになって、凝りすぎたブリッツスキームから、しっかりと相手を抑える守備に転換していくという方向性を確立していこうという感じが見えます。ただブリッツを放棄したわけでなく、コーナーバックブリッツがきれいに決まったり相変わらずDEからの見事なサックは決まっているからね。アシカラズ。
まず、現在のチームには素晴らしく優秀なディフェンスエンド(タック、キワヌカ、ウメニョーラ、そして期待は昨年の1位ピエール・ポール)と揃っていること、そしてフィラデルフィア・イーグルス戦でやった守備のスタメンのうち、DBが7名というスタイルをやろうとした場合に、優秀なCBが入ることになんら問題を感じないわけです。この指名は悪くない。
それから、同じ地区にはマイケル・ヴィックがいて、ロングパスのターゲットとしてデショーン・ジャクソンがいます。彼をシャットダウンするためによりスーパーなCBを欲していたのは確かなのです。QB依存が高くパス天国なNFL、ワイドアウトな攻撃が主流になればなるほどCBへの要求も高い。トータルディフェンスが高い割に失点が多いのもここぞの場面でのTDを喰らうからだし、優秀なCBは多くいても問題はない。
NYGは、NFLでも屈指のCBロースター(ウェブスター、ロス、トーマスetc)のチームになりましたが、DC考えたら悪くはないよ。絶対。