超・・・・

未だに理解できない言葉、それがスーパークールビズであります。
クールビズという言葉、定着するのに、かなり言葉を考えて作ったよなぁと思ったりしています(ちなみに公募にグンゼが提案した造語を採用ということらしい)が、問題はそこに「超」という意味のスーパーが付くことである。
古来より、ウルトラとかズーパーとか付く言葉は、既存の考えの範疇を超えた「有り得ない」からこその接頭語なのであり、「有り得ないことを実践しろ」と環境省がやっているのは、やはり頂けない。(ついでに言えば、あのNHKのニュースにも出てきた赤いアロハシャツの職員を見ると、彼が着たいから実施したんじゃねぇか?とか)
私も、100点満点のテストで120点の答えが出てきたとか、「良い」の上の言葉が見つからない時等、枠を超えるモノに「超」と付けて文を書きます故に、そういう言葉が出てきて定着させようなんざ、ちゃんちゃらおかしい。(悪い意味の有名な言葉は、まず筆頭にあげるなら超国家主義だろう、丸山真男超国家主義の論理と心理をあげるまでもなく)

丸山眞男セレクション (平凡社ライブラリー)

丸山眞男セレクション (平凡社ライブラリー)

ネーミングセンスって、施策にも大変重要だと思いますが、例えば国民総背番号制度なんて、最悪の部類ですよね。地方自治体および行政インフラとしてのメリットを訴えていないとか。
今回のこの言葉、子供が作ったとしか思えないくらい幼稚なセンス。