リバプールについにスキッパーのスティーブン・ジェラードが復帰したわけですが
彼の投入で、アンディー・キャロルを下げた4-5-1を施行。
ところが、まだ戦術が練られていないのか、中盤の真ん中の3名、ジェラード、チャーリー・アダムルーカス・レイバで作る三角形が歪。簡単に中盤でチェックができるし、バックラインが下がりすぎているとジェラードが怒っていたりする。これはケニー・ダルグリッシュが監督としてダメなんだなと思わずにいられない。
しっかりと見たので、どうしてサンダランド戦、ストーク戦と後半にギアが上げられないのかという理由も理解した。下がりすぎたバックラインに引っ張られて中盤の選手もポジションが低いので、攻撃の度に常にダッシュで走っていかないといけないので、バテるのだ。こういう辺りは監督が調整しないといけない任務なんだけどな。
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はてなで作るとデカいけれど、簡単な説明。
この図は、前半の早い時間帯に、ジェラードさんが味方に「Pump Up」もしくは「Bump Up」って言って怒ったシーン。
まずは中盤の3枚の形が変です。で、青のマンUの選手がこんな風にブロックを作ったら、ボールは矢印の方向、ライトバックのケリーの方にしか向くことが出来ません。そしてケリーが結局外に蹴ってしまったワケ。
バックラインが下がりすぎているので中盤を押し上げる力が欲しいというところです。
また、もう一点は優秀なウィンガー、スチュワート・ダウニングは味方がボール奪取したあとに相当の距離をスプリントしなければならない、という点が如実に見えるわけです。(この試合のダウニングが大抵上がる時には、ホセ・エンリケを伴って来るほど低い位置から上がる)
こういう時の解決策としては

1. 4-4-2にする(お兄さんの大好きな言葉だ)
2. ウィングをもっと高い位置でキープする
3. バックラインがもっと上がって、全体的に押し上げる

と言った感じ、どれもが正解というか絶対的な正解はない話なんですが、この図の状況は明らかな不正解であります。
こんなことしてるようなら、ダルグリッシュはダメだよ。