空いた時間を潰すために読んだ

ファーガソンの薫陶 勝利をもぎ取るための名将の心がまえ

ファーガソンの薫陶 勝利をもぎ取るための名将の心がまえ

過去の色々な読んだことある文章を再度まとめただけの感じ。
その点は、よくまとまっていて読みやすい本だった。


ただ、事実に関する間違いが2点。
それはジョゼ・モウリーニョとサー・ボビー・ロブソンについての、筆者が注釈つけるように書いた部分だと思うが、明らかに間違っていた。
戦術に関しての著者が書いた内容は、明らかに論理矛盾している内容だった。
というように、この作者はフットボールに関しての素養があまり多くなさそうだというのが理解できた。


そして、この本で一番驚くべき表現としては
「尻軽」
という言葉の使い方である。
たしかに、尻軽は差別用語でもなく、辞書を調べてたしかに意味の通る文になるのだが
尻軽、という言葉から一般的に想像されるイメージを考えると
私はこの言葉を、如何なる場面であれ、サー・アレックス・ファーガソンを形容する単語として使った良いのだろうか?と著者の人間性を疑いたくなった。


この「薫陶」であるが、著者が薫陶を受けているわけでない。それがこのタイトルと内容の乖離の問題点であろう。