• 未練・或爺杯モックドラフト2013 指名を終えて

今年も、「未練・或爺杯モックドラフト2013」が行われました。
結果は以下のページから確認できます。
http://avestc.blog79.fc2.com/blog-entry-19.html
ネットから参加したわけですが

ネットからの参加の印象としては

回線の遅さの問題、画像および音声が途切れること
情報が上手に回らないこと
時間がかかりすぎたこと

の問題がありました。停電したのがだいたい日付変わった頃ですから
そのときで3時間超。もう少し、サクサク進行してほしかったなという印象です。
リアル参加者でも途中で帰宅の途に着かざるを得ない人が発生した点、改善が必要と思います。

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さて、指名した選手および経緯の説明といきましょう。
今年は、ミネソタ・バイキングス、でGM参加したモックドラフト。
シアトル・シーホークスとのトレードによって
1巡指名権が2つある状態。
ミネソタのドラフトニーズは

1. CB 2. ILB 3. DT
4. OG 5. TE 6. WR

程度の発想で臨みました。重要なポイントは守備の中心線が誰もいない現状。というわけで重点は守備選手。QBクリスティアン・ポンダーのターゲットという点について、実は、皆様の期待するほどに、WRを狙っていなかったというのが本音。
というわけで、狙っていた選手は
まずは、フロリダ州立大学のCB、Xavier Rhodesゼイビアー・ローズ

この選手が欲しかったので、トレードアップを色々考えました。
ドコの順位を狙うのか、CBが必要とされるチームとして、タンパベイ・バッカニアーズ(1巡13位)があり、これより上なら良い、というなかで、
バッファロー・ビルズ、ビルズ・ダイナスティhttp://umiushinahito.blog83.fc2.com/)さん
とドラフト開始前日より交渉。ビルズならダウンするメリットが高いと踏むことができると思いました。そして1巡8位を得ました。
ただ、この対価は非常に大きく(1巡+2巡+3巡という大盤振る舞い)、これを今度は下げる(1巡+2巡もしくは1巡+3巡でトレードしようと持ちかける)必要を認識していましたが、この交渉が上手くまとまりませんでした。理由は、ドラフト開始早々のアリゾナ・カーディナルスのトレードアップに釣られての、サンディエゴ・チャージャーズのトレードアップ。これはトレードダウンしたフィラデルフィア・イーグルスおよびクリーブランド・ブラウンズが得した以外に評価できるものではありません。


で、8位のトレードダウン叶わないまま、指名順が来ました。
指名した選手は、アラバマ大学のオフェンシブガードチャンス・ウォーマックChance Warmack

おそらく、今ドラフトで最も素晴らしい選手です。この選手をこの順位まで残っていたなら取って良いと判断しました。OGとしてのパスプロテクションの上手さが極めて良い、QBクリスティアン・ポンダーを快適な状態で投げさせる為に取るなら、パスターゲットよりもラインの強化です。あとアラバマの試合をみるとトラップブロック上手いです。ランニングプレーにおいても大いに貢献できる素材です。
ただし、本当のドラフト会議で指名をするなら、ドラフト1巡と来年のドラフト1巡でトレードするべきでした。これはGMとして私の悪いクセです。「現物主義」、これで逃したトレードもありましたから。
一昨年のフリオ・ジョーンズ、昨年のロバート・グリフィン3世といい、2年分以上のドラフト指名権を差し出してでも、という選手の指名がありましたが、ウォーマック指名でこういうことがあっても、私は驚きません。
ちなみに、何故ドラフトニーズがパスターゲットよりもOGが高いか?というのは、
ニューヨーク・ジェッツのマーク・サンチェス程度でも、カンファレンスチャンピオンシップにまで行くことができたのは何故か?それはダブリックショー・ファーガソン、アラン・ファニーカ、ニック・マンゴールドという左から3人がプロボウラーという強力ラインとランニングバックのトーマス・ジョーンズという前例に倣いました。バイキングスはマット・カリル、ジェフ・サリバンと素晴らしい選手がいるので、あとはガードのみなのです。


で、スルーしたローズはアトランタ・ファルコンズが指名しました。この順位あたりのトレードは、あまりに現実離れしていて好きになれませんが、アトランタは現実のドラフトでどれだけCB狙いの勝負をするのか興味があります。追記; ニューヨーク・ジェッツのダリル・リービスをタンパベイ・バッカニアーズが1巡指名権および来年度の4巡相当でトレード決定。
それからWR指名がセントルイス・ラムズが1巡2つともWRという驚き、ヒューストン・テキサンズアンドレ・ジョンソンが「1巡でWRを指名してくれ」と発言したこともあり、それにならった指名となりました。もっとビックリしたのはバッファローまでWR指名したことです。
このWR指名の多さで助かったと言えるのが、私の25位指名。
そう、あの、ノートルダム大学のマンタイ・テオManti Te'o

これは、運が良かったです。シンシナティー・ベンガルズがアレック・オグルツリー指名で、その他のチームがパスラッシャーを指名したことで、空いていました。
ちなみに、ミネソタは4-3のMLBとして一応やっていたブリンクリーはアリゾナへ移籍。プレーオフグリーンベイ戦では4-2-5を多用していましたが、これがアーロン・ロジャーズには全く歯が立たず、やはり4-3を基本線で戦うと考えたらMLBが絶対必須。1巡でILBの指名をしたいとHCが発言しており、チームを訪問した選手がオグルツリーとテオでした。故にこのどちらかは指名しておきたい。その中で個人的に好きなのはどちらか、4-3のMLBとして活躍が見込めるのはどちらか?となるとテオでした。


例の架空彼女事件のことで評価を下げていますが、元々のポテンシャルはそれこそ彼はTop10クラスなのですから、美味しい指名でした。
ニューヨーク・ジャイアンツの応援する人間としては、テオは19位で指名したい選手です。4-3のMLBが問題になっている点はNYGもミネソタ同様ですから。


で、この指名が終わった直後に停電。PCも落ちましたので、私のドラフトは終了。
その後の他チームの指名を見ますと、ボルチモアよりも上の順位であった幸運と、DTが思ったほど指名されなかったのだなという印象。TEも誰も指名していませんね。
今回の、ウォーマックとテオの指名。自己評価としては60点ほど。理由は前述の通り、「対価の払いすぎ」という点。その後2巡以下での指名が大変困難になっている点。CBをどうする、DTをどうする、TEをどうする、の解決がまったく見込めない前衛強調になってしまっている点が大きなマイナスです。