• 良かった本。

ジャンルカ・ヴィアリ、ガブリエル・マルコッティ著「イタリアン・ジョブ」

理想のために戦うイングランド、現実のために戦うイタリア、: そしてイタリア人と共に戦う日本人

理想のために戦うイングランド、現実のために戦うイタリア、: そしてイタリア人と共に戦う日本人

ちょっと訳の質が悪い、単語の表記がバラバラだったりする点のマイナスはありますが
サッカー本としての中身は、非常に面白く
著者がイタリア代表も経験したスター選手、サンプドリアであと一歩でビッグイヤー、その後ユヴェントスで欧州を制覇し、その後イングランドチェルシーでプレーヤー、プレーイングマネージャー、マネージャーの経験もした、ヴィアリがイタリアのカルチョイングランドフットボールの比較も加えて書いた非常に濃密な内容。
元々、出た当初から、英語による書評でも高い評価だった本だが、本当に中身が良かった。
何故か、今になって日本語版になったのが解せないが。
なお、日本語版にはヴィアリが日本代表およびアルベルト・ザッケローニ監督について書いている。


村松 尚登、小澤 一郎著 「日本はバルサを超えられるか」

スペインから帰ってきた指導者と記者の両名による
俯瞰した位置から、冷静に日本のサッカーの側面を見て書いている好著
個人的には、その中でも「Jリーグの果たすべき役割を考察する」という章が
非常に興味深かった。Jリーグが世界のトップレベルのリーグ戦になるにはと考える際に役に立つ。


マイケル・グラント著 「マネジメント スコットランドの偉大なボス達」

名将の軌跡

名将の軌跡

スコットランドからどうして優秀な監督達が生まれてくるのか?という疑問を解決してくれる内容がしっかりと書かれている内容。
サー・マット・バスビー、ジョン・ジョック・ステイン、ビル・シャンクリーサー・アレックス・ファーガソンだけでなく、アンディ・ロクスバラ、そしてジョゼ・モウリーニョについても、その何故の一端がわかる価値がある。


名無しさん著 「ザ・シークレットフットボーラー」

ザ・シークレット・フットボーラー

ザ・シークレット・フットボーラー

匿名のプロ選手が書いた、イングランドフットボールを裏側から言及している本。
さまざまな分野について、客観的な目しっかりと、言及しているので
本のタイトルは「暴露」が中心かと思いきや
非常にしっかりとした内容であり、
特に、解説者に対しての選手側の評価の文句が非常に興味深かった。