かっかっか。
実力が違うんだよ。
首位争いをしているチームと4位争いで欧州戦の出場を目指すチームとでは。
それにしても、面白いくらいに守備に対して、不安のない試合だったな。
最後のトーレスの場面?
決まっても3分後くらいに点が入ると思わないではいられないくらい余裕の試合だったよ。
同じようにソリッドな布陣を組んだとしても、どれだけ有機的な展開をできるかがチームであり、戦術というモノ。
ヘール・メアリーすらできんくらいの稚拙なヤツら。(副音声の実況で言っていたのでそういえばなかったな、パワープレイも)
まるで硬直化してしまったチームが相手なら大丈夫。
twitterネタになるが、英国の記者もツイッター打つの早すぎるだろ。アイツら。

  • 真面目な敗因

さて、イングランドサッカーの歴史的にはプレミアシップを代表する赤いクラブチームとそうとはいえない赤いチームとの大きな差は中盤ではなく、バックラインの位置の微妙な差だったと私は感じる。
おそらくリーガプールのほうが低かったような気がするのだが、なぜそのような印象が残るかというのがザビ・アロンソの移籍である。彼がバックラインからボールを受け取って前方へ展開する所謂アンカーマン不在にある。(何故か日本ではアンカーは守備的という認識の人がいるようだがアンカーというのはそういう意味ではないぞ。お兄さんもChampionsでの解説を見てから、言葉的にも使いやすいので使っているのだが)
さて、バックラインが低い上に、ワントップのフェルナンド・トレスの衛星的なポジションに位置する一番上手な選手、スティーブン・ジェラードにボールが渡らない時の解決方法は考えやすい方法では2点。
1つ目は、ジェラードのポジションを下げてしまうこと。トップ下に誰か入れるもしくはツートップにするというわけだが、残念ながらトーレスさんと組む相手がいないんだな。お兄さんも大好きなオランダ代表ディルク・カウトを下げるとか信じられないね。
2つ目は、バックラインを上げてジェラードまでのボール移動距離を物理的に狭めること。かつて5mしかパスできないとか言われた有名な選手もいたわけだが、5mあれば十分という状態なら問題ない。それにバックライン、フルバックが積極的に攻撃参加することで相手のバックラインを下げて、中盤のプレッシャーを緩和させれば、さしものルーカス・レイヴァハビエル・マスチェラーノでも展開には困らない
というようなことなのだが、試合中に大きな采配の妙も見せなかったわけだから見て安心だったわけだな。
まぁ最後のトーレスのシュートが入ったとしても、すぐに1点決めそうな印象だったからな、本当に。残り20分くらいからの余裕ぶり。