1 EUROレビュー

ポルトガルイングランド 1−1 Ex 1−1 PK 6−5
いきなり試合が盛り上がってしまった。前半いきなりマイケル・オーウェンオーウェンのゴールは上手い!の一言だけ。コスティーニャのクリアミス。何かFCポルトマンU戦でもあったよね。ヴィトール・バイアファンニステルローイが止められたけど。これでポルトガルが得点を狙う展開、逆に面白くなる。
ああ、ジェラード下げてすぐ失点は痛いなぁ。フィーゴに代えて入れたポスティガのヘディング。マーク3人いたけどダメだった。これで攻撃陣、スコールズ、ジェラード、そしてルーニーが負傷退場してしまったのが痛い。この大会のイングランドのラッキーボーイはウェイン・ルーニーだったので彼が前半の27分にいなくなってしまったのは大きい。(ルーニー全治1ヶ月だそうです。)
後半の最後、ベッカムのFKからマイケル・オーウェンのシュートがポストだったのは何かの予兆だろうか?その後のソル・キャンベルのゴールの無効。ジョン・テリーのあれはファウルか?イングランドに暗雲を感じてしまう。そしてこのままポルトガルが何度もシュートを撃ったまま90分終了。

そして開始した延長戦。フィル・ネビル(ニッキー・バットじゃないのが痛いなぁ)を振り切って決めたルイ・コスタの凄いシュート。あれが決まっていれば、この試合はルイ・コスタのものだったが。EUROはシルバーゴール方式。反撃のチャンスを相手に与えている。残り10分というなかで残り5分CKからのジョン・テリーが落としてランパードが決める。あの場面で決める集中力は凄い。

そしてそのままPK戦に突入。ポルトガルサポーターの前でイングランド先攻。1人目ベッカム。うわぁああ。またやっちゃった。今度は右側のポストバーよりも上にボールが消えていった。トルコ戦、フランス戦、PKが決まらない男。アルゼンチン戦以来決まったシーンを見たことがない。トルコ戦と違って「ジョニー・ウィルキンソンの試合を見てたからだよ」とは言えないよね。ジョニー・ウィルキンソンラグビーイングランドのエース)と違ってベッカムは大事なところを決められない。
逆にポルトガルの1人目 デコ。見事に右下角に決める。凄いわ。さすがCLのMVP。
そしてポルトガル3人目ルイ・コスタ。何と得点を決めたルイ・コスタが外してしまう。これでイングランド同点。

そしてイングランド5人目オーウェン・ハーグリーブスがしっかりスミに決める。2人目のマイケル・オーウェン、3人目のフランク・ランパード、4人目のジョン・テリーまで真ん中に蹴っていたところにハーグリーブスが流れを変えて決める。右に決めた。リカルドが動かなかったところにチョット笑った。
追い込まれたポルトガル。このプレッシャーの中でマニシェマニシェも決めるんだなぁ。左に。凄いわ。

互いに6人目のアシュリー・コールポスティガ(このループは凄かったぞ)が決めて、7人目、ダリウス・ヴァセル。見事に素手のリカルドに止められた。そしてポルトガルの7人目。何とリカルド。そしてリカルドが決めて。左の下スミ。凄い勢いのあるキック。

準決勝進出はポルトガル。相手はスウェーデン対オランダの勝者です。

やはり開催国は必ずベスト4まで行くジンクスはこの大会でも貫かれた。
イングランドが勝っていたら、マン・オブ・ザマッチはアシュリー・コールだっただろうが、今日は結局リカルドだろうな。

結論からしたら、フェリペ采配が見事に決まったと言うところだが、エリクソンは良く頑張った采配である。ミゲルを下げてルイ・コスタを入れてデコを右のサイドバックに配置。フィーゴを交代させる。考えられないことだよね。特に後者。普通に、シモンとクリスチアーノ・ロナウドフィーゴと3人もいらないといえば要らない。ミゲルを代えるならパウロ・フェレイラを入れたくなってしまう私。考えられないフェリペ采配。エリクソンは守り方としてはまぁ常道である。ただジェラードの交代とスコールズの交代に時間開きすぎかな。