2 EUROプレビュー

ギリシャチェコ
戦術対戦術 采配対采配 組織対組織 個人対個人。実に玄人好みな試合になると思っている。ギリシャのサッカー内容としてポゼッションを多く取ることが予想できないのでやはりチェコが攻撃を仕掛ける構図でカウンターでギリシャなのだと思うが、この構図似ているのがラトビアチェコの試合。あのハインツのゴールでどうにか勝った試合である。しかしながら、監督のオットー・レーハーゲルは守備的になることを嫌う監督であるので、激しいチェックの攻防になるのかもしれない。ネドヴェドロシツキーが動き回る中、バシナスやカラグニス、カツォラニスなどが潰す。サイド攻撃に対してはフィサス、セイタリディスサイドバックも巧くカバーに入る。そうなるとチェコの4バック(グリゲラ、ボルフ、ウィファルシヤンクロフスキ)のディフェンスのほうが弱いように思えるのでギリシャが1発で攻撃を決めるのかもしれない。
いずれにせよ先制点が鍵を握る。それがギリシャの手に渡ったらチェコが如何にして同点、逆転を狙うかが面白いところ。逆にチェコが先制点を取ったらデンマーク戦同様に相手が出るところをバロシュが一気に狙うだろうな。

ちなみに休養はギリシャの方が2日多く、しかもギリシャは初めてベストメンバーが揃う。前のフランス戦にいなかったブリーザスジャンナコプロスが帰ってくるのである。逆にチェコは日程的には厳しいところ。勿論、ドイツ戦で主力を休ませることはできたし、デンマーク戦も途中バロシュを温存させたが。