1.2 EUROレビュー

今日のレビューはトーナメントで消えてしまった国について簡単に書こう。

両国ともPK戦で負けた不幸な敗者である。試合内容はとても素晴らしく、8強で消えるには勿体ないチームである。優勝の可能性もある国であった。
前者は、しっかりとセリエAラツィオの監督だったスヴェン・ゴラン・エリクソンの経歴通りに守りに入って、運悪く追いつかれた。しかし、延長でルイ・コスタに点を入れられた後のランパードのゴールといい非常に感動した。ただ後半のあのキャンベルのゴール無効が無ければ勝っていたよな。それから早々のルーニーの退場で攻撃のコマを失ったことは不幸。オーウェンのパートナーはヘスキーのほうが良いと思ったが。ヴァッセルは結局何だったんだ。
後者は、本当に残念である。試合の内容はスウェーデンのものだった。オストルンド、ニルションがしっかりとウィングを抑えていたし、ラーションイブラヒモビッチリュングベリが良い攻撃した。固い守備もメルベリ中心にボランチのチェックもリンデロートなどしっかりしていた。

  • 負けることが仕方ないな思われる国 オランダ、デンマーク

前者は中2日という強行日程がたたってしまい負けてしまった。采配についてもポルトガル戦おかしかった。マカーイの交代のさせ方と、スナイデルを使わないことはやはり頭おかしいだろ。
後者も激しいグループリーグでの疲労から後半に運動量が落ちてしまい負けた。そして主力(サンド、ニクラス・イェンセン)の不出場が大きく響いた。サンド自身不調だったがいないことはもっと大きい。

  • 負けが当然だと思われても仕方ない国 フランス

1試合であって、試合自体は、先のレビューの通りなので詳しく書くことを避けるが、平均年齢の高さ、メンバーのマンネリ、戦術の不徹底などである。クライフはアンリとトレゼゲの2トップについて否定的に書いてあったのだが、私は十分良いと思うのだが。ただアンリの動きではトレゼゲのフォローができていなかったことは確かにそうだ。最も問題だったのは4バックの整え方だと思う。それからこのギリシャ戦ではジダン、ピレスが精彩を欠く羽目になっていた。理由は先のレビューに書いた。

  • 試合では負けたがまだ見たい国 チェコ

おそらく、トーナメント8ヶ国の中では最も優勝の確率があった国である。戦術も個人もしっかりしていた。ただネドヴェドの負傷であの試合は采配の歯車も狂った。私は、ポルトガルチェコが戦ったらチェコのほうが上だと思う。