ちょっと早いが、一気呵成にアジアカップのこれまでの総括
この大会、運営がめちゃくちゃである。まず会場が4会場しかないのだが、北京と成都重慶とは距離がありすぎるだろ。もう1会場の済南など、誰も知らない都市だ。(山東省だそうだ)
そして今更気付きました。ホームの中国は全ての試合、北京でやることになる。明らかに運営側の意図である。そして日本代表がGLで戦った場所は中国で暑くて湿度も高い四川省重慶。ちなみに準々決勝で中国とあたるグループCも四川省成都なのだ。やはり変。

そして日本代表
何をしなければならなかったのか。

  1. 良い内容の試合。
  2. ターンオーバー。
  3. しっかりと負ける。

最も大事なことは3番であるがこれは後述。
1番については言うこと無いね。いつも悪い内容の試合ばかりしているし。川口能活のファインセーブだけが目立つ守備と成長を感じない拙い攻撃。攻撃してボールを奪われるとしっかりと取りに行くが、相手ボールの時はボールを奪いに行かない守備。後半の最後のくだらない球回しにも助けられた試合だった。
2番だが、どうしてこんな重要でも何でもない試合にベストメンバーを出してしまったのか?中村俊輔と加地がケガで倒れたときに、どうして大事な選手をこんな試合に消耗してしまうんだと思う。これは単にジーコの自己満足でこのメンバーを投入したのか?選手交代枠は3つしかないのに、後半の10分過ぎから選手全員、足が動かなくなってしまった。というか選手交代たった1人。どうして前半にかなり削られた中村俊輔を小笠原に代えたり、足が全く動かなくなった玉田を守備の誰かに代えてもおかしくなかったはずだ。
3番の理由であるが、勝ってしまってはもう1試合重慶で試合をしなければならなくなる。しかも暑い重慶で午後6時キックオフ。負けると試合会場は済南。キックオフは午後9時。相手は韓国であるがハードなコンディションで試合をやるか、単なる反日感情で来るチームと戦うのを選ぶのは難しい事であるが、北京に近いほうが良いと思う。それにこちらだと準決勝を北京で行うことが出来る。決勝まで中3日時間を使うことが出来る。(決勝まで行くか心配だけどね)勝ってしまうと、重慶で試合を行った後、結局済南で準決勝なのである。
3番の本来の理由は負けることで、立て直しを考えることが出来るというのだが、監督があの浅はかなブラジル人では考えられないよね。

どうして勝つ必要があったのだろうか?それに、松木安太郎がずっと「移動がありますから」と言っていたが、1位通過しても準決勝で移動するんですよ。アナタは本当にこのレギュレーションを理解していますか?字が読めますか?

追記 id:helguera氏の期待に応えて。
日本代表は控えが一応いるのだから、ターンオーバーできたはずである。
GK 川口能活
DF 茶野隆行 松田直樹 宮本
MF 三浦淳宏中田浩二小笠原満男藤田俊哉山田卓也西紀寛
FW 本山雅志
結果云々より、招集時点でダメなのね。9人の控えメンバーではムリなポジションもあるな。特にFWだが、Jリーグでの日本人FW得点王播戸竜二 この人って何故呼ばれないの?大体、Jリーグはロシア・リーグウクライナ・リーグと同じ時期に始まって欧州リーグと開幕時期が違うんだから、この時期の代表はブラジルみたいに国内リーグ若手中心で底上げに徹していれば良いんだよ。わざわざ勝ちに行くくらいなら、勝てる戦力を確保しにいくほ方が大事なんだよ。