ノートン先生に相当の時間を費やしている中で、ショスタコーヴィチ交響曲9番を聴いたのだが、この曲の1楽章はとても面白いのだが、他が非常に退屈に感じた。しかしながら9番は時間の都合上交響曲5番とあわせて録音されることが多い。少々問題に感じることも否めない。まず曲調が全然違うんだし。それから交響曲5番のスタイルはおそらく12番で終わっている。(7番で終わっていると言って良いかもしれない)、逆に9番のスタイルは交響曲15番にもある。ショスタコーヴィチという作曲が生涯スタイルが大幅に変わることが無く、歳を重ねる度に一応の進化があるということだろうか。
ところで、ショスタコーヴィチで一番印象に残っている旋律は、私にとっては交響曲12番の第4楽章冒頭のトランペットのテーマであることも起因するのだろうか、ショスタコーヴィチ交響曲を録音をしてくれるのなら、交響曲2番、3番、14番以外は録音してもらいたいものだね。特に必須なのが7,8,10,13,15。11,12,4も欲を言えば欲しい。ショスタコーヴィチ交響曲5番は最高傑作でなくて単なる通過点だよ。交響曲12番の録音が少ないのは何故だ?ムラヴィンスキーの録音が凄すぎるからか?ザンデルリンクも録音がないので、あまり参考になるCDが少ない。私はバルシャイを聴いているが。コンドラシンハイティンクと本当に少ないぞ。