http://www.hmv.co.jp/news/newsDetail.asp?newsnum=410290120&category=1&genre=700&style=0&pagenum=2
近年、ニコラウス・アーノンクールクリストファー・ホグウッド、とともに古楽器演奏の指揮者が近代、現代にまで参画し演奏するようになった。彼らは古楽というものは単にアプローチだったのだろうか、それとも古楽をやればやるだけ時代の流れを感じ、ツマラなさが分かったきたのだろうか。ただ何れにしろ、ロジャー・ノリントンブルックナーベルリオーズチャイコフスキーアーノンクールシューマンブラームスブルックナードヴォルザーク、たしかバルトークもやったな。ホグウッドがルーセルストラヴィンスキーオネゲルブリテンマルティヌー三者三様に違うのが面白い。確か、フランス・ブリュッヘンシューマンブラームスをやりたいと言っていた記憶がある。
ただ、彼らの共通項は、グスタフ・マーラーまでは来ないところ。マーラーという作曲家は指揮者で誰にもマネできない指揮ぶりで自作を演奏したらしく、別格なのだろう。だから、サイモン・ラトルまで待たなければならないわけだ。ラトルの古楽的アプローチをしたベートーヴェンは面白かった。