UEFAチャンピオンズリーグ 第5節 第1日目 プレビュー

大激戦の中、ホーム、スタッド・ルイⅡ世では勝ち星を落とさなかったモナコ。このリヴァプール戦も勝つと勝ち点9の確保はできる。前回のアンフィールドではジブリル・シセミラン・バロシュに見事にやられてしまったわけだが、そこからチーム自体はしっかりとデシャンは構成したわけだが、国内公式戦で8試合勝ちがない。これが悪い方向に向かなければ良いと思っていながら、キャプテンのロドリゲスが欠場。センターバック自体はガエル・ジヴェ、セバスチャン・スキラッチといること。この2人にリヴァプールはどう対応する?高さは難しいし。人いません。そして、ルーカス・ベルナルディも出場が危ぶまれる状況。相手のシャビ・アロンソを潰さないとやはり危険が潜んでいるわけだから。ジコスプラシルでどうにかなりそうとも言い難い。しかもスティーブン・ジェラード復帰してしまった。中盤の主導権を与えずに堅守速攻で3トップが決めるのがモナコの今年のスタイルですから。サビオラチェバントンが南米予選から復帰して決めて勝ち点3だと今後の展開からして面白くなる。

前回のリアソールではスコアレスドローで勝ち点1を貰ったことで、現在首位のオリンピアコス。ホーム、スピロスルイスでは無敗と、ここで勝つことで勝ち抜けの大きな足がかりになる。EURO優勝勢いとリバウドのいることがやはり大きいかなと思われるが、実は今までの牽引役ジョルジェビッチがケガしていたりしたことも運命の引き合わせだったり。それは良いとしても、相手のデポル。FWがパンディアーニディエゴ・トリスタンともにケガしてしまってアルベルト・ルケのみのかなり危機的状況。勝ち点が現在2しかなく、このアウェーで勝たないと一縷の望みが絶たれる。何よりマウロ・シルバの欠場が大きくて中盤を巧く抑えられないことも痛いが、得点もゼロという痛い状況。かなりオリンピアコス有利という状況ではある。

前回、大方がレアルが大勝とかいうことを言っていた。私は簡単にいきますまいと書いていたわけだが、まずレバクを知っていたのか?という位の疑問から提示せねばならなかったのかもしれない。しかし、第1節はレヴァークーゼンのサイド攻撃の強さだけを見事に示して貰ったが、ブンデスリーガではムラのあるリーグの順位。シャルケ戦で初のホーム黒星。勿論、ベルバトフを温存したからということもあるが。そして対するレアル。エル・クラシコで完膚無きまでに弱点を露呈される屈辱のスコア。バルサにボール持たせて貰えないわ、守備は脆いわ、ここ数年で一番悪い。マジョルカに5-0で負けた以上に悪い。しかし、この試合で勝たないと次節の無人スタディオ・オリンピコが怖すぎる。試合としてはカギは中盤。ベッカム一人で支えきれるか?中盤の守備。ジダンも守備は酷いからね。逆にラメロウが抑えてしまったら、ポンテ、フランサにかき回され、右のフライヤー、シュナイダー、左のクルジノベク、プラセンテに上がられて攻撃を仕掛けられる運命になりそう。ところで、今回はベルナベウの皆様、モンキーチャントはするのか?

敗退が決定したローマを、ホーム、ロバノフスキーで迎えるディナモ。ユスフが中盤の底で相手の中盤の中心選手をしっかり抑えることで、3-5-2のサイド及び攻撃の選手が奪った瞬間に走りまくる東欧スタイルで非常に良いサッカーをしているのだが、寒い国は今後の決勝トーナメントを考えると拒否願いたいが。

コッパ・イタリアアタランタに負けてしまったわけだが、首位通過決定しているわけだし物見遊山。昨年は第5節はテロの影響で、ガラタサライとの試合をイスタンブールではなく、ドイツのゲルゼンキルヘン、アレナ・アウフ・シャルケでやっていたが、調子を落としてラツィオに負けたこともあって公式戦3連敗とかしていたが、今年もそんなバカなことはやめて欲しい、ホーム、デッレ・アルピである。しかし、チャンピオンズリーグマガジンが1−0で勝ったことだけを大きく取り上げるのはよしてもらいたいね。今回も1−0で十分だが。カンナバーロテュラムブッフォンが良いから。胃に悪いのは確かだが。

この試合、引き分け以上で勝ち抜けが決まるバイエルン。前回はゼ・ロベルトが倒されて得たPKをマカーイが決めて1−0で勝ったわけだが、やはり往年の強さをまだ感じられないバイエルンダイスラーが復帰したけど、まだ何だかねぇ。選手はしっかりと揃っているわけなのに。確かに現在ゲルリッツがケガで左サイドバックサリハミジッチなわけだが、何か凄みを感じさせない。しかもゼ・ロベルトは今回欠場。2位通過で、クジ引きで1位のクラブが当たってくれと願う相手になりそうな感じだ。

あんまりよく知らない。フェネルバフチェはまだ勝ち抜けのチャンスがあり、勝つと第6節直接対決で勝つ抜けの可能性ありということ。ファン・ホーイドンクがトルコリーグの試合に出ていないし、前回セルヴェドがレッドカードで今節欠場と、若干不安があるが。

サー・アレックス・ファーガソン監督が記念すべき1000試合目の采配をすることになる。舞台はオールド・トラフォード。グループDの首位決戦である。リヨンのほうも、前回2点も先制しておきながら追いつかれてしまったから今回は結果を出してしまいたいところでもある。負けると順位が逆転してしまうわけだし。しかし、マンUは1000試合ということもあるが、次節がイングランドとは縁の悪いトルコでの試合というのが重要で、ここで勝たないと辛いだろう。ただ今季のマンUはまだしっくりと来ない。やはりチーム力からするとリヨンのほうが上の気がしてならない。