UEFAチャピオンズリーグ グループリーグ第5節第2日目 プレビュー

2日目の大一番である。ハイバリーでの第1節はアーセナルティエリ・アンリの切り崩しから、オウンゴールで勝ったのだが、プレミアで強さを見せるアーセナルの攻撃を機能的な守備、攻撃から見事に抑えていたわけである。唯一残念だったのはPSVがFWをフェネホール・オフ・ヘッセリンクではなくシボンで奇襲に出て失敗したわけだが、フェネホールが入って惜しいシーンもあった。今回ハイバリー同等の結果をアーセナルは得ることが出来るのかが疑問なのである。アウェー2戦で2分け。今回のフィリップスタジアムの結果は如何に。アーセナル好材料はフェネホール、ヨン・デ・ヨンクが欠場というくらい。

今回グループEのもう一方が大一番ということであまりしっかりと注目されていないが、EUROのギリシャ優勝の効果だろうか、オリンピアコス同様にパナシナイコスも悪くはない。ここでアーセナルが勝ち点を伸ばせずにパナシナイコスが勝つとアーセナルのまさかの敗退がありうるわけだ。今回パパドプーロスは出場できないが、エセキエル・ゴンザレス、コンスタンティノー、オリサデベとそろってはいる。そしてコンスタンティニディス中心の3バックの動きがアーセナル戦は格段によかった。今回はどうなることだろう。期待。
ところで、この試合、会場に不備があって問題になっていたけど、結局どうするんだろう?

昨年のuefa杯ではカンプ・ノウセルティックは引き分けだったのだが、今回は引き分けでは許されない。勝たなければならない。オールドファームではグラスゴー・レンジャーズに退場者を2人(しかも一番の主力のアラン・トンプソンクリス・サットン)も出して負けてしまったが、ここでリベンジしてもらいたいところ。決勝トーナメント進出が敵わなくても3位でuefa杯出場だけはして欲しい。しかし、このヘンリク・ラーションの因縁の組み合わせを前にラーションが今季絶望だなんて・・・。セルティックもケガ人だらけで、今回はアガーテが出られないらしい。

コッパ・イタリアで久々にエルナン・クレスポがゴールを決めて泣いていたらしいが、それより大きいのはセリエ勢は先週リーグ戦がなかったので主力しっかりと休めたこと。ミランにおけるシェフチェンコが特にそうだ。加えてアナトリー・ティモシュチュクとコスミン・バルカウアンが前節赤紙で出られない。かなりミランは決勝トーナメント進出が近づいていると思われるが、ミランは昨年サンシーロで、クラブ・ブルージュに1-0で負けてたりするからなぁ。セルティックが通過するためには負けてしまってほしいなぁ。

第1節はPK2つ。ヴィエリはミスしたが、アドリアーノに決められ、試合終了直前にもアドリアーノに決められたわけだが、バレンシアマルコ・カネイラを殴ったために出場停止。この試合はインテルはトーナメント進出が決定しているが、この試合引き分け以上だとバレンシアの敗退が決定してしまうのである。ちなみにブレーメンが負けると最終節メスタージャで決戦という展開としては面白すぎる。

あまり思いつかない。個人的にラニエリになってバレンシアが悪くなったというより、選手がケガ人続出で勝てるほど甘くないというほうが結論。

寒いぜ。この試合勝てないと、王者がグループリーグで敗退という初のことが起きてしまう。私としてはパリ・サンジェルマンに進出して欲しいから引き分けが一番良い結果なのであるが、モスクワは何度になるだろう。キエフはマイナス2度の大雪(マドリードは20度)だったが、モスクワ・・ 決勝トーナメントは昨年のロコモティフ・モスクワASモナコを見たけどあの試合マイナス27度だったからねぇ、寒い国辛いわ。

第1節でディディエ・ドログバの2ゴールを見せ付けられた試合であるが、今年のチェルシーは監督がモウリーニョになって守備的過ぎる点は否めないが、強さはよくわかる。ただパリ・サンジェルマンが一矢報いてくれると嬉しい以外の何者でもない。