エミール・ガレ展は、昨年サントリー美術館でも行われたのであるが、今回はそれ以上に出展も多く、魅力的な作品が多かった。ただ何故かサントリー美術館の時に見た作品も何個かあったのは確かだが、特に後期の作品で目新しいモノが多かったのが喜ばしい。しかし、美術館で初期作品に並びながら見ている美術館のバカバカしさが、今回も目立つ。ガレはパリで行われた万国博覧会以降作風がめっきり変わるのでそこを注視するなら良いが、違うからね。私は中期のエナメルカラーでシンプルなデザインの時期も好きである。その辺りはジジイババアの忍耐力も続くようで並んでいたな。後期は動き回るように色々と見たよ。面白かった。4月まで行われるので、ヒマがあったら行っても損はないと思う。