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いつぞやのサッカー雑誌に「クラシコとは伝統あるクラブ同士の対決のことを言う。中でもレアル・マドリードとFCバルセロナとの試合をエル・クラシコ（定冠詞を付ける）と言う」という文面を読み、日本にはクラシコもなけりゃ、定冠詞を付ける試合もないなと思ってしまった。一時期、読売対日産の名残で開幕戦まで務めたカードをいまや何と言っているだろうか？
それから、オールドファーム、デルビー・デッラ・マドンニーナとかカッコいい名前のつくダービーってないかな？って思ってしまう今日この頃。一日だけ、都市が真っ二つに割れて勝負の行方を見送るという状況が欲しい。残念ながら例示した2つはカソリック対プロテスタント、労働者対右翼気味という状況が根にあるわけで、日本人にはなさそうなモノだな。レヴィアダービー（これは都市が一緒じゃない、地域が近い）を見習ってあれくらいの状況は欲しいと思う。ちなみにレッドスター対パルチザンのダービーも暴動になったらしいぞ。
上記に書いたが中堅クラブに対する考え方が日本は酷いと思う。逆に本命となるクラブがないことも問題で、レアルやバルサという本命があっても、監督がいて、戦術が有れば、優勝することもできるという夢物語の構図（デポルとか、ラツィオとか）すらないわけだし。1位しか得るモノというのはね。
最後に、客だな。集客とそれに対応するファンとしての中身だと思うが、その点はあんまり知らん。日本は酒が昼夜OKだったのは記憶にあるが。試合終了後に土下座させたり、謝らせたりするファンというのも日本以外で聞いたことがない。それから応援拒否。拒否するくらいなら、来るなよ。