UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝1stレグ 第1日目

http://jp.uefa.com/competitions/UCL/FixturesResults/Round=1971/Match=1086475/Report=MB.html
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アンドレア・ピルロヤープ・スタムはいるのだろうか?それにも増してアレッサンドロ・ネスタは出場停止。逆にPSVエールディビジの優勝が決まり、その勢いで望む。しかもこのチャンピオンズリーグに向け主力を温存してのこの戦いに臨む。私は過去のミランチャンピオンズリーグにおけるサンシーロでの敗戦を調べ直してみた。案外ある。近時では2003-2004シーズン、グループリーグ第4節クラブ・ブルージュ戦である。
この試合、ミランの敗戦の中で唯一、消化試合でもない。攻め倦ねていたミランの高いディフェンスラインを抜け出したペルー代表、アンドレス・メンドーサが左足を振り抜くとシュートは決まり、そのまま1-0という試合があった。ところがPSVはそんなスタイルでないので、却下。加えて、今季のチャンピオンズリーグローゼンボリ以外、アウェーで負けている。レッドスター・ベオグラードアーセナルパナシナイコスと見事に負けている。その事もミランに好い方向に向いている。
試合内容の予想としては、普通に考えれば、マルク・ファン・ボメル、ヨハン・フォーゲル、フィリップ・コクーの3名の中盤がミランの創造的中盤をどれだけ押さえ込んで攻撃に持っていくかなのであるが、本当にピルロの出場はどうなんでしょう?レジスタの彼がいるかいないかで全く違う。アンブロジーニはイタリア代表ではあるがアンカーマン(今月発売のチャンピオンズリーグ公式マガジンがこの表記をしたので採用。中身も充実)としての役割が半減する。そしてセンターバック、スタム、ネスタがいないとなるとどうなるやら。控えはコスタクルタですよね。このクラブ。ここがポイントかと。攻撃はアンドリー・シェフチェンコエルナン・クレスポ、カカと恐ろしいアタッカーが揃っているわけで、しかもトマソンもしっかりと直前のセリエAパルマ戦で見事にアピールしたわけで、堅い守備を誇るPSVセンターバックアレックスとヴィルフレッド・ボウマのコンビもうかうかしていられないと。GKのゴメス対ヂダというのも見所だということも忘れることなく。ただヂダがファインセーブを見せるシーンは何度あることか。
逆にPSVの攻撃のポイントは右のパクチソン、左のファルファンというウインガーがどれだけ切り裂いていけるかというところ。ビーズリーを途中投入してカフーの裏を突くことが最も得策といったところだろうか?それよりもセットプレーが鍵かなと思ってみるが、ミランはセットプレーの守備は堅い。今季のセリエAの取りこぼしのパターンは逆転負け。