というか、負けると面白くない?何って危険な小笠原満男。個人的には鈴木隆行柳沢敦の2トップのほうが良いと思うのだけどね。
得点を決めたのは小笠原。しかし、柳沢が落としたところに素晴らしいシュートだったわけだけれど、3-6-1にした理由はないんじゃない?相手を完璧に切り崩したわけじゃないんだし、小笠原は目立ったとしても(柳沢とポジションがかぶったバカなシーンもあったな)、逆に中村俊輔が目立っていない。小笠原が下がりすぎてトリプルセントラルだったり、小笠原が中盤でプレッシャーをかけないから3-5-2状態だったり、当初の目的から外れていないかい?勿論、全ては小野伸二の欠場なんだけどさ。
試合全体でわかったことは、キリンカップで見事に負けた都合、一人一人の相手との距離は縮まった。これは非常にプラスだったということ。中田英寿の言う「1対1で勝てる強さ」守備面ではあったと思うよ。ただ攻撃は「1対1」の強さだけでは巧く行きますまい。日本の攻撃は「1+1=2」のままなんですよ。これを優秀な監督は「1+1」を3以上にすることができるんですよ。それを戦術というわけですけどね。相手を切り崩す場面が日本代表に殆ど見られなかったことから考えて、(有るとしたら、中田英寿の後半でのシュート、小笠原が決め損ねた柳沢がGKを振り切ったシーン)、こりゃ本戦ダメだわ。アジアの2位は欧州のプレーオフにも参加できないであろう、デンマークとフランスと対決して負けたら出場権を献上するという新しいルールが欲しいですな。
あんなに弱そうな相手(明らかにコンディションの調整がなってない。縦のスピードもないし、攻撃に特徴もなかった相手)にたったの1点では。ピンチはなかったが、チャンスもないとは。
あと、後半の最後の場面、稲本と柳沢。あそこはライン際をドリブルで時間を稼いだほうが良かったのでは?
というわけで、採点は80/100あたりで。結果による及第点。中身なんて・
次節、多くの選手が出場停止だそうで。盛り上がって参りました。