• 1ヶ年計画

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/jun/o20050610_10.htm
壮大な釣りである。日本代表は力の上積み為しにコンフェデから1年を過ごすらしい。悪いけど、ジーコは試合だけのコーチであってマネージャーとしての資質はゼロですね。協会自体も組織として考えていなかったのだと思うが。その点、フィリップ・トルシエはよく人を呼んだ、ところが、トルシエがいけないのは呼んだは良いが最後までどうすれば良いかを考えていなかったことだ。
その点、スヴェン・ゴラン・エリクソンは素晴らしい。元々長期政権ということもあるが最近のアメリカ遠征などの招集は明らかに現状の原型を理解して弱点を誰で補填するかのプランがしっかりとできている。また、ジーコよりも就任が遅い、マルチェロ・リッピは選手を試し、フォーメーションを試している姿、スロベニアには負けたがW杯予選において結果はきっちり出せるところ、あれが羨ましい。マルコ・ファン・バステンのやっていることも凄いと思う。それに比べてジーコなんて。サッカーに天文学を持ち出したレイモン・ドメネクといい勝負だ。この人もクラブ経験がないんだ、確か。(バステンはアヤックスのユース監督ですよ)
日本は確かに、列挙したイングランド、イタリア、オランダ、フランスほどのタレントがいないとも言えるが、それにしても信じられないくらいの起用人数の少なさは恐ろしい。気になるのは1982年のブラジル代表、面白いことに黄金のカルテットが組まれたのは数回しかなかった。まさか、本番で?

そういえば、コンフェデである。この大会の歴史は浅いのであるが、私は非常に思い入れがある。それは1997年(まだコンフェデではなくW杯プレ大会と言っていた)のロベルト・カルロスフリーキックを初めて見た(インテルにいたはずだが、記憶にない。映像で見直すことはできるが、衝撃は帰ってこない))のがこの大会である。映像を何度も巻き戻してみた。GKファビアン・バルテズが一歩も動けず横を見ているだけの映像。あれは恐ろしかった。1998年のチャンピオンズリーグ決勝やワールドカップとか見たわけだが、あの映像は今でも忘れない。ところで、今でも思うのだが、90年代のブラジル代表の左サイドバックはブランコ*1か?ロベカルか?どっち?右もジョルジーニョカフーか悩むが、右はジョルジーニョ*2だろ。左は本当に悩む。

*1:最近、マラドーナによる陰謀で有名になっていしまっておるな

*2:タイトルについて言えば、アメリカ大会の決勝戦ジョルジーニョは負傷交代し、カフーがピッチに立っている。しかしジョルジーニョの天才的なクロスは替えられない