- 小休止
インターナショナルマッチのおかげでクラブチームはお休みである。というわけで色々と開幕を振り返ってみる。(ただしUEFAチャンピオンズリーグはまだやめよう)
チェルシー 開幕8連勝
ハーツ・オブ・ミトロシアン 開幕8連勝(ストップ)
ユヴェントス 開幕6連勝
バイエルン・ミュンヘン 開幕6連勝(ストップ)
という当たりがスタートダッシュの成功だろう。やはりここで出てきたハーツというのは新鮮だ。リトアニアマネーなのだが、ロマン・アブラモビッチ以来東欧からの資金というのは大きい。ここに上がっているチームは全て各国の資金からしたら上位ばかりだ。「金で選手は買えるが、勝利は買えない」と言われていた時期は遙か昔のようだ。
uefaランキング的に見るとスコティッシュ・プレミアは10位なので順を追うと、スコットランドはセルティックが開幕戦とオールドファームを落としただけで頑張って追っている。ベルギーはスタンダール・リエージュがアンデルレヒトが勝ち点1で追っている。ギリシャはオリンピアコスが開幕5連勝。オランダはフェイエノールトの連勝が6で止まり、AZアルクマールと同率の2位。ポルトガルはコー・アドリアーンセ就任で「守備的で面白くない」と叩かれてはいるモノの、FCポルトが首位。しかし、注目は次節ベンフィカ・リスボンと天王山。監督がロナート・クーマンと師弟対決なのね。ただ、昨季王者ベンフィカは開幕から調子悪い。
というわけで、上位5つだが、ブンデスリーガ、バイエルン・ミュンヘンの圧倒的スタートをハンブルガーSVが止めて、勝ち点差1の2位。VfBシュツットガルトとは引き分けたがスタートが良かったヴェルダー・ブレーメンはボルシア・メンヒェングラートバッハに負けたのは痛かった結果、勝ち点差2の3位。バイエルンは調子悪そうなのに勝てるのは、強い所以かはたまた資金の差か。ところで、大補強したVfBシュツットガルトの調子が悪いのは期待外れ。シャルケ04は無敗なんだけど4連続引分けがあって、勝ち点差5の4位。これも期待外れ。
リーグアン、パリ・サンジェルマンが開幕3連勝したが、10戦終えたらすでに2敗。王者オランピック・リヨネーが7勝3分の10戦無敗でパリに勝ち点4をつけての首位と、強い、堅い。というか選手層も恐ろしいほどそろえて、初の5連覇の期待度も高くなってしまっている。ウインターブレイクまでのスケジュールを考えてもパリのほうが難敵が多い。リヨンもクリスマス前にパリ・サンジェルマン、サンテ・ティエンヌ、OSCリールと。
セリエA、当初から3強、ついで6チーム、あと残り。と考えられているリーグなわけだが、ユヴェントスの6連勝スタートは非常に大きい。放送も見られる都合試合からしても堅実な強さ。若干得点方法には難を付けることも可能なんだけれども、選手をある程度変化させて挑み、チャンピオンズリーグとの併用も苦にしない。チームとしての総合力を感じる。ACミランは開幕から若干調子がわるかったのにこの位置と老練な感じ。インテル・ミラノはパレルモ戦の負け方といい、やっぱりという感じがまだある。
プレミアリーグはチェルシーが相手の弱点をイヤというほど突いて勝つ。ジョゼの研究生活が続いているわけだが、それよりも開幕から驚いたのはチャールトン・アスレティックやマンチェスター・シティが良かったことおよびマンチェスター・ユナイテッドやアーセナルが一時期に比べ勢いを感じないこと。プレースタイルも今季のプレミアはショートパスと人同士のぶつかり合いが印象的だったリーグは原点回帰なのかイングランドスタイルをするクラブも目立つ印象。ボルトンの上位にいるのもそう考えると納得。
というわけで、順位争いの面白味はリーガ・エスパニョーラが最高だね。(結局、書きたかったのはこれである。)