モーツァルト 天才の秘密 (文春新書)を読んだが、この本はなかなか読んでいて面白かった。伝記と言うよりか、曲を中心に話が進むので、年代が絡んでしまったりするわけだが、それを珠玉のCD紹介等によって、内容有る方向になっていると思う。
CDの選び方にしても、個人が自分の感覚を以て選んでいるから嫌いではない。ところで、この作者、交響曲40番に関して違う本ではヴィルヘルム・フルトヴェングラーの演奏をして「モルトアレグロ」としていたが、愛聴盤がカルロ・マリア・ジュリーニになっていた。(その他、カラヤンクーベリックアーノンクール、そしてブルーノ・ワルターはあったがフルトヴェングラーはなかった)