裏マッチ
私の中ではひっそり、デルビー・ディターリア

ハイバリーにおける欧州戦ラストマッチ。ラストという恩恵なのか知らないが、今まで欧州戦では弱い弱い言われていたアーセナルが勝ち上がってしまった。
知っている限り思い出すと、2000年はホームでバルサフィオレンティーナに負けてuefa杯回り。しかもuefa杯決勝ではクラウディオ・タファレルのいたガラタサライPK戦の末敗北。2001年はヨン・カリューに見事に決められてアウェーゴールルールでサヨウナラ。2002年はバイヤー・レヴァークーゼンに勝っておきながら、第5節デポル戦を落とし、最終節の最下位ユヴェントス戦で足を救われ、3位となって2次リーグでサヨウナラ。2003年は2次リーグが屈指の点の入らない状態のまま最終節、やっぱりメスタージャでヨン・カリューペナルティーエリアソル・キャンベルを背中に見事な個人技で得点してババイ菌。2004年は準々決勝で欧州では弱いということで同じロンドンを本拠地とするチェルシー相手にエイドゥール・グジョンセンの見事なポストプレーからウェイン・ブリッジにゴールを許して逆転負け。2005年はお粗末な守備を露呈してバイエルン・ミュンヘンに敗戦とステキな歴史を残してくれているあのアーセン・ヴェンゲル率いる、シャンパンサッカーを主体とするコレクティヴなサッカーをしている、モダニズムアーセナルがやっとのこと進出。しかも、何の因縁かプレミアリーグ5位
相手はファン・ロマン・リケルメを中心とする南米系のサッカーとスペインのサッカーが融合したサッカーを見せるビジャレアル。ヴェンゲルいわく、「チーム全体のスピードをもって対処する」と言っていたが、果たしてどうなる。それよりも、デニス・ベルカンプ大先生は出場なさるのだろうか。そっちのほうが個人的には心配だ。ホセ・アントニオ・レジェスが出場停止なわけだし。
対するビジャレアルはGKのヴィエラが出場停止でバルサ戦にもバルボサを出場させたがどうなるやら。そもそも昨季までやっていたのはミスが痛々しいレイナだ。そういえば。そしてバルサ戦では守備の要のゴンサロ・ロドリゲスが負傷、今季絶望と大変な痛み。主力を温存はさせたけれども、ソリン、タッキナルディ、ホシコの中盤の選手がどれだけ相手からボール奪ってロマンさんにつないで、そこからディエゴ・フォルラン、ホセ・マリの2トップがどこまで活躍できるのやら。
某雑誌いわく、千載一遇のチャンスのビジャレアル対来季に優勝するはずだったガナーズの対戦だそうで。ビジャレアルの面子見たら、欧州の一流クラブから流れた選手が多くて、どこかボルシア・ドルトムントを思い出す。ユニフォームも黄色だ。