このカードは長々書きたくなるよな。

UEFAチャンピオンズリーグ セミファイナル
ちなみにパリ、サンドニスタッド・ド・フランスの決勝希望カードはチェルシーユヴェントスだったE。
アーセナルビジャレアルはあったようななかったようなuefa杯の間違いなんじゃないかな

http://jp.uefa.com/competitions/UCL/FixturesResults/Round=2204/Match=1107456/Report=PR.html

04-05

昨年もグループリーグで対戦したこのカード。ミラノではカフーのクロスをセンターバック二人を振り落としてアンドリー・シェフチェンコがヘディングでゴールを決めた。その後、バルサヘンリク・ラーションアンドレス・イニエスタのシュートがバーに弾かれた事もあって無得点で敗戦。連戦となったカンプ・ノウでの対決ではアンドレア・ピルロからの縦パス一発にシェフチェンコがオレゲルを振り切ってゴール。その後、サミュエル・エトーが抜群の瞬発力でパオロ・マルディーニから抜け出しゴール。そして後半終了3分前にロナウジーニョジェンナーロ・ガットゥーゾマルディーニアレッサンドロ・ネスタを前に素晴らしいシュートを決めて勝利。1勝1敗。アウェーゴール加算にしたらミランが勝利という昨年の結果となる。

93-94

個人的にこのカードで思い出すのは1994年のチャンピオンズリーグ決勝。アテネ、オリンピスキスタジアムで行われた試合だ。天才、デヤン・サビチェビッチの2アシスト、1ゴール。後半に彼が決めた美しいループシュートが鮮明に残っている。あの試合は世界のサッカーの今後を決めるような試合で、ヨハン・クライフ率いるドリームチームバルサの攻撃サッカーか、アリゴ・サッキから引き継いだファビオ・カペッロによるプレッシングサッカー。結果は相手のディフェンスラインを突っついてミスから得点奪ったミランの完勝。この後から俗に言うイタリアの時代が始まったわけで、そんな試合があったからこそリーガおよび欧州覇権奪回を狙ったレアル・マドリードカペッロを招聘する歴史がある。

05-06

今回の対決も何かそんな予感もあったりする、そんな書きぶりも感じるが、バルサのサッカーを見ると、プレッシングはリーガの中でも屈指のレベルだし、ミランはセリエではかなりのボールポゼッションのクラブ。対決といえば、スタープレーヤー同士のマッチアップといったところ。特に中盤のピルロを誰が押さえ込むかや、デコ、シャビのいない中盤でエジミウソンイニエスタファン・ボメルの中盤はどれだけ頑張れるか、ガットゥーゾはどれだけロナウジーニョを押さえ込むか、前回の対戦ではあまり目立たなかったカカは今回どれだけやるか。
チームの具体的な話となるとミランはミラノデルビーだったために本気メンバーを使ってしまいその影響がどれだけあるか、あの試合に出ていない選手といえば怪我のヤープ・スタム除けば高熱出したフィリッポ・インザーギ(彼は出場微妙だそうだが)くらいなもの。(やっぱり個人的にはジラルディーノよりもインザーギだ)やっぱり扇の要であるピルロは休ませたかったことだろうに。それから個人的にカハ・カラーゼセンターバックは心配だ。逆にバルサビジャレアル戦で温存に出たが、その試合でも怪我人を出してしまうという始末。特に前半の早々に交代してしまったヘンリク・ラーションが心配だ。彼がいるとエトーはセンターのポジションからスピードと瞬発力を生かせるサイドに流れることができるし、ヘンケの得点力はやはり素晴らしい。その上にラファエル・マルケスは帰ってきたけれども前々からいないシャビに加え、チアゴ・モッタリオネル・メッシーの離脱。メッシーのスピード、ドリブルがあると非常に相手は困ったことだろう。そしてこのミラノでの対決はデコの出場停止。攻撃にアクセントを加えることができる上、タックルが非常に上手な選手だけに痛い。というわけで3人の中盤の選手の並びようは底にマルケス、左にボメル、右にイニエスタという感じだろうか。どれだけ彼の力でボールポゼッションを高めてパスを展開して自分のスタイルに持ち込むことができるか、そして相手の中盤をどれだけ働かせないかがポイントになる。加えて、いかに自分のスタイルであろうともミランのカウンターが機能してしまったら困るわけである。バルサが負けるならカウンターに沈むことで、4バックはしっかりと相手のサイド攻撃にスペースを与えないこと、無理して前のめりになってペースを乱さないこと。そして準決勝ということで準々決勝以上に固まらないこと、どうなるやら。

試合展開

試合展開はおそらくバルサが持って、ミランが一発を狙う展開になるとおもうが、非常に緊迫感を持った試合になると思うと楽しみだ。しかし、ミランは準々決勝で試合内容なら完璧にオランピック・リヨネーに負けていたのに勝ってしまうほどの勝負運は感じる。昨年の準決勝のPSVアイントホーフェン戦然り。まぁその前のシーズンのデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦の4失点は過去の話。その前は憎たらしいオールド・トラフォードの決勝になるのか。懐かしいなピッポ
まぁバルサも前回のベンフィカ戦ではロナート・クーマンの戦術の前に重々しい戦いを強いられて、モッタのハンドが取られていたら、どうなっていたやら。