(主審 マルコ・ロドリゲス メキシコ)
現状の中で考えられる最高の陣容で挑んだわけだがファブ・ファイヴの中でボールを貰いに来て攻撃を展開することが一番巧いウェイン・ルーニーの欠場というのは試合内容に関しても痛かった。チームで展開を作って相手を崩すという戦いができなかった。そんな時にはセットプレーで点が欲しい。そこでやっぱりデビッド・ベッカムさんは流石です。素晴らしい。あとはミドルシュートは何本か良いシーンを作ることが出来た、フランク・ランパードが2本、ベッカムが1本ゴールを脅かした、スティーブン・ジェラードも撃つことができた。そういう中盤はまぁまぁ。
問題は前線ですね。オーウェンのコンディションが悪かったし、クラウチもトップに張る選手だから中盤からの展開力に欠けてしまった。というわけで後半はクリアボールをパラグアイに拾われまくって、攻められっぱなしだった。本来ルーニーがやる繋ぎ役を後半途中からジョー・コールに任せると、右サイドにベカム、ギャリー・ネヴィルのオーバーラップという展開が見られたが、クラウチがシュートを撃てない、ゴールに直結しないという困った事情。背が高い選手だが、競り合いに勝てないんだから。
ということで、勝てて良かった。ベッカムさんありがとう。チームが全体的に調子よくなかったから。あれは暑さの影響ですかね。それにしてもパスミス、お見合いが多かった。