10番のハゲ、見納め。16番のハゲは要らん。

シュツットガルト、フランス戦のはゴヴやランドローのCisse+10リストバンド(adidasの広告戦略だが)を撮影といい、シュートシーンの後にはお決まりのトレゼゲouサアをズープアップ、シュートを撃たれたらクーペをズームアップとカメラスイッチャーの天才的センスに感動した。
今大会、ミドルシュートを撮り逃すカメラマン何名かいますよね。被害者はロッベンロベカル等。それも無かったフランス戦。

試合はやっぱりレイモン・ドメネクの采配が失敗となった。ジネディーヌ・ジダン心中
ティエリ・アンリが一枚の作戦ではアンリがサイドに出てからの攻撃で中に選手がいないんだから。それに交代にしてもタイミングが非常に遅かった。ジダン筆頭に中盤の運動量がガクンと落ちてたでしょ。そして入れたルイ・サハ投入も最初は左の位置に固定したものだからサハがポスト役に徹してスペースを作ることをさせなかった。トップに入ったらヴィカシュ・ドラソーが惜しい場面だっただけに残念だ。やっぱり才能ないと思う。スイスの二度のフリーキックからの決定的な場面、ルドヴィク・マグニンのクロスからのダニエル・ガイガックスのシュートが入らなかった故に救われたという感じ。
スイスは守備がしっかりとブロックを作って良い守りをしていたし、相手の空いたスペースを巧く見つけては良い攻撃をしていた。アレクサンドル・フレイはしっかりと抑えられて良い動きができなかったが、トランクィロ・バルネッタが良かった。来季のレバークーゼンには嬉しい話。
両チームと個人能力に加え組織的な守備がしっかりしているから、拮抗した堅いゲームになったけれど、0-0で楽しめる良いゲームだった。ただ、監督の采配はねぇ。マルガイラスを入れたらフィリップ・デゲンが足を攣ってしまってMFの攻撃参加が足りなくなったのは不運というものだが、レ・ブルーはなぁ。
で、この試合のマン・オブ・ザ・マッチ、クロード・マケレレなのか。個人的にはトランクィロ・バルネッタだと思うが、FIFAも変な対応だな。しかしそれ以上に素晴らしかったのはこの試合のプロデューサー、カメラスイッチャー、カメラマン達だと思う。あまりに上出来でお兄さん、感動だよ。

やっぱり困ったときには卓越した個人技、ミドルシュートというのは効果的。カカの見事なミドルシュートは誰にも取れん。ただクァルテット・マジコは不発。特に前線の2名は攻撃も守備にも運動量が少なくチームに悪影響だった。そんな状況でロナウドからロビーニョという交代策を取らなかったパレイラというのは何を考えているのかというか23名の招集リストにない、ジュリオ・バチスタの不在を残念に思う。MFとFWを起用にこなせて守備にも参加する選手といえばヤツだ。
それで前線からの守備が弱く、相手中盤にスペースを与えたら攻め込まれるわけで、後半は観客の雰囲気にも飲まれて守備するばかり、そんなチームを救うのは最後の突破を許さないルシオ、ジュアンの堅いセンターバックとフィルターとして芽を摘み取ったエメルソン。ただ困ったときにボランチセンターバックをできる選手といえばエジミウソンなんだよなぁと彼がケガで離脱したことが残念に思った。ゼ・ロベルトは悪くないが困ったときにずっと守っていられる選手かといえばそうでなく、彼のポジションに交代を入れるのは選択肢になかったのかね。ジュニーニョ・ペルナンブカーノジウベルト・シウバいるのに勿体ない。
クロアチア、結局フィニッシュが甘かったし、戦術も1-0でもマシという消極的な采配で、最後の交代の1枚切らなかったねぇ。ダリオ・シミッチが倒れていた時点で、中盤にもう一人誰か積極的に攻撃できる選手、ルカ・モドリッチかイヴァン・レコあたりを入れて、イゴール・トゥドールをバックラインに下げて仕掛けるなんてことは出来なかったのかと思うが、観客の反応を見ても1-0はOKだったみたいね。