グループEは本当に死のグループになってしまいましたな。
監督も優秀な方ばかりだし。リッピ、ドュイコビッチ、ブルックナー、アリーナ。

(主審 オラシオ・エリソンド アルゼンチン)
前半いきなりのコーナーキックをゾーンで守りクリアしたボールがシュテファン・アッピアーへと渡る。運の悪いことにセンタリングを受けたアサモアー・ギャンのファーストタッチが上手すぎて、そしてゴール。その後チェコが反撃に掛かるが、中盤のプレスがとても良いし、ヤン・コラーの代役ヴスティラフ・ロクヴェンツが抑えられて中盤との連動も悪くて攻撃がイマイチ空回り。後半からトマシュ・ガラーセクをヤン・ポラクに交代したが結局ビルドアップが悪く、ラトビア戦のときのようにマレク・ハインツを入れて守備を一枚削ってでも攻撃をしかける。前目の選手を入れてトマシュ・ロシツキーのポジションを一つ下げて攻撃しやすくするとかいうことでも良かったと思うが、トマシュ・ウィファルシが退場となってはねぇ。その前にスタイネルをポボルスキーに代えて入れたところだったし。PKは外れたし、ペトル・チェフが好セーブを連発したが最後は失点。その後もスレイ・アン・ムンタリのゴールが決まったがこれはオフサイド。というわけで敗戦だが得失点差で一応まだ順位は上。W杯はUEFA主催と違って直接対決規定よりも得失点差が先だから。首の皮一枚。

(主審 ホルヘ・ラリオンダ ウルグアイ
アメリカの速いチェックにフランチェスコ・トッティは攻撃も機能しないし、ポジションもイマイチで相手中盤にフリーなスペースを与えてしまう。運良く得点が決まるモノの、オウンゴールで失点し、ダニエレ・デ・ロッシの退場で交代したけれど、彼はFWのポジションでもできる選手なんだから、本来あんな早い時間帯に下がる選手じゃない。それくらいダメだった。で、交代出場、ジェンナーロ・ガットゥーゾ選手の中盤でのチェックは良かった。流石だ。
後半になって、相手選手が退場するとアレッサンドロ・デル・ピエーロを投入し、最初の方はフィットしてなかったが、アンドレア・ピルロのパスから抜け出してのシュート、無回転のミドルシュートと良かったが、ケーシー・ケラーに抑えられてしまった。攻撃は3枚目のヴィンチェンツォ・イアクィンタの投入の後にシモーネ・ペッロッタがケガしてしまったのが痛かった。右からの攻撃は何とも弱々しかったし、アルベルト・ジラルディーノが攻撃に何の役にも立たないから数的優位なんてものも無かった。
助かったのは、ダマーカス・ビーズリーのゴールが取り消されたってことですかね。あのオフサイドの判定は審判によってはゴールになるから。昔ユヴェントスレアル・マドリードと試合をしたときに、ロベルト・カルロスミドルシュートの場面でレアルの選手が3名オフサイドラインよりも前にいたがあのときはゴールだったから。