ジャンルカ・ペッソット氏の回復を祈ります。そんな為にユーヴェの選手はよく頑張ったな。

(主審 フランク・デ・ブリーケル ベルギー)
見事すぎる作戦勝ち。冷徹、怜悧なマルチェロ・リッピ采配が素晴らしい。DVDを揃えて相手を研究しているだけあるわ。だけど、FW出してよね。後半の途中から急にペースの落ちたトッティを俺のデル・ピエーロにorz。
ウクライナの中盤の選手とバックラインにできるスペースを前半早々マウロ・カモラネージジャンルカ・ザンブロッタとドリブル突破してミドルシュートザンブロッタのシュートが入ってしまって早々先制。相手の左サイド、マキシム・カリニチェンコの守備の甘いところ、アナトリー・ティモシュチェクはフランチェスコ・トッティのマークに集中してしまったと、それにセンターバックの2名もルカ・トーニにだけ気を取られていたな。
その後、点が欲しいウクライナは右にアンドレイ・ヴォロベイを投入するのだが、サウジアラビア戦からライトバックで良い結果を残していたオレグ・グセフはそのままにしておいて、当初からヴォロベイやレブロフを投入しておけばなぁと思ったよ。ただ攻撃的になっても、イタリアの堅守はそのまま、ファビオ・カンナバーロはアルテム・ミレフスキーをシャットアウト、アンドリー・シェフチェンコに対してもアンドレア・バルツァーリフルバックの選手がしっかり着くことで殆ど仕事をさせずと。見事でしたね。
後半になってフルスロットルでやってきたウクライナの攻撃にヒヤヒヤするも、ブッフォンゴールポストに激突しながらもセーブしたり、至近距離のシュートをクリア、こぼれ球のシュートザンブロッタゴールライン上でクリア。で、逆襲からコーナーキックを得て、ショートコーナーからトーニのゴールと。もうこれで相手の戦意を挫いてしまうと。その後、マッシモ・オッドとシモーネ・バローネを投入、累積警告の不安な選手を下げるのかと思いきや、オッドの投入によってザンブロッタを左に回し、彼の崩しからトニ2点目と。相手の弱い部分を削るように得点。3人目の交代はザッカルド投入と、若干調整のような感じすら覗える形で試合終了と。
序盤の1点も見事だったし、その後の試合も殆どイタリアペースと。アッズーリは強いねぇ、狡猾に。そして今回の先制点が初めて流れの中からの得点ですね。