ついに開幕ですね、というわけで先週のリーグアンに続いて分析。まぁまだ移籍市場も終わっていないので現時点の分析。ハンブルクが良いFW獲得したら上位進出はあり得るでしょ。(なんて書いてる矢先に、期待の若手クチコビッチを放出。アホか。)
やはり本命、対抗はバイエルン・ミュンヘンヴェルダー・ブレーメンかなと。昨季のポイントを見ると直接対決(第12節)で勝ったバイエルンが抜け出して優勝なんだけれど、ポイントを考えるとティム・ヴィーゼのポロリショックによる2連敗を連勝していたら優勝しているんですよね。まぁそれくらい拮抗している。昨季はそれにハンブルガーSVが健闘したというところ。
で、現状はバイエルンミヒャエル・バラックゼ・ロベルトという中盤の貴重な選手がいなくなった分を補填できず、トップ下の人材がいない。逆に取ったのはその前のルーカス・ポドルスキーと。それでも中盤はドイツで一番戦力があるクラブなので、どこでコケるかというところ。実際、肝心のアンカーのポジションでは、後半戦から伸びてきたアンドレス・オットルは良い選手だし、欧州で戦うことを想定してダニエル・ファン・ブイテンを取っている。王者としての陣容としては問題ない。ただそれ以上に今季のヴェルダーは補強としてフルバックを左右獲得、ヨアン・ミクーは退団したけれどジエゴを獲得。ジエゴはかなり早い時期からチームに合流してプレシーズンは中々良い働きをしているし、ジエゴがダメなら昨季のミクーが出ていなかった時同様にティム・ボロウスキーがトップ下をやるだけであって、あまり問題を感じず、現有戦力から底上げしている印象を受ける。
で、これに続くとしたら、バイヤー・レヴァークーゼンボルシア・ドルトムントかなと。
バイエルは大黒柱のディミタール・ベルバトフの放出でプラン変更を余儀なくされるが、中盤の駒はしっかりとあるし、放出に対してシュテファン・キースリング、セルゲイ・バルバレスと2枚補強しているわけで、昨季中盤までボロボロだったバイエルを立て直したミヒャエル・スキッベの采配が上手くいけば面白そう。問題はどれだけ失点しないかだが。センターバックはイェンス・ノヴォトニーは契約でモメていなかったも同然で、今季こそ伸びて欲しいカルゼン・ブラッカーとW杯で活躍したアシミウ・トゥーレがブラジル人2名のポジションを脅かすことができますかね。
ドルトムントは、ヤン・コラートマシュ・ロシツキーと放出したけれど、前線にアレクサンドル・フレイ、ネルソン・アエド・バルデスと2枚補強、そして若手がヌリ・サヒンブルツェンスカ、クリンゲ、クルスカ等台頭してきたので、噛み合えば面白そうという感じ。各ポジション、それなりの選手を配置できるから。
逆に昨季よりダウンしそうなのは、ヘルタ・ベルリンハンブルガーSVかな。ヘルタのあれだけの放出では厳しいよなぁ。ハンブルクは結局、誰をFWとして取るのやら。残る移籍市場での活動が気になります。