やっぱりフットボールは良いね。

エル・グラン・クラシコは試合早々にラテラル・デレーチョに起用されたセルヒオ・ラモスのクロスからラウール・ゴンサレスの見事なヘディングシュートでゴール。その後もプレッシングが素晴らしくて相手に思うような攻撃をさせなかったのは良かった。ただそれでも前半にリオネル・メッシーに2どもゴールを脅かされたのはロベルト・カルロスも年とったんだなぁと思わせるシーンであった、しかしロベカルも縦のチェイスのみならずセンターサークル付近まで追っかけていくところ、昨季の退場もあって非常に高いモチベーションで動いていた。チーム全員モチベーションが高いとあんなに良い試合するんですね。前節のヘタフェ戦の不甲斐ない試合を忘れさせてくれるくらいに。そして後半のグティの素晴らしいキープ、ロビーニョの速い突破とクロス、そしてルート・ファン・ニステルローイの見事なゴールと。いやぁほぼ完勝。2005年のバンデルレイルシェンブルゴ時代以来の良いスコア。
対するFCバルセロナは、サミュエル・エトーの不在が大きく出たなぁという印象、何せボールを収められないということで、ロナウジーニョも左から、中へ、右へとポジションを動かしていったが、それでも最後にボールを収めることができないからゴールを脅かすシーンが少なくなってしまったと。ボール保有率62%という数字が相手を押さえ込むことが出来なかった悲しさを物語る。フランク・ライカールトの采配も果たして適確だったかどうかという印象も。まずはスタメンのアンカーとインテリオールは適切だったかどうか(相手が相手だけにシャビはないだろ、マルケスでもエジミウソンでもモッタでもシャビってなぁ。イニエスタでもなく)とか、チェルシー戦同様に小さい選手ばかりを前に配置してもゴレアドールがいない人選はどうかとか、シウビーニョがあれだけ狙われたら、違う選手にしたって良いじゃないか(ジオが招集されなかったが、右のザンブロッタを左に回したって何ら問題ないはず)とか、まぁ試合中何度もカメラで抜かれていましたが、談話するのはヨハン・ニースケンス御大ではなくて、今回は元ドリームチームのアモール(アモールではなく、アシスタントをやっているのは元ドリームチームのエウセビオのようだ)でしたね。あれはチーム状態悪いのかね。

オランピック・マルセイユがホームに王者オランピック・リヨネーを迎えた試合は終わってみればやっぱりリヨンが強いという内容でジュニーニョ・ペルナンブカーノの素晴らしいフリーキック、徹底的に狙ったマルセイユの左サイド、タイイェ・タイウォの裏のスペースを狙ってシドニー・ゴヴのクロスから上手くスペースをいかしたカリム・ベンゼマのゴール、タイウォはフラストレーション溜まってフローラン・マルーダに悪質なファウルで一発退場、その後ペースを握ったまま、ディフェンスを揺さぶり、ベンゼマのオサレヒールから作ったスペース、ジェレミー・トゥラランの股抜きのパスからジュニーニョのゴール、右からベンゼマが入れたクロスを一度はセドリク・カラッソが弾いたが、ボールはキム・シェルストレムの前で見事にゴールと。いやぁ、強かった。10試合で勝ち点28ですか、2位との差は8。残念なのはフレッヂが6週間アウトということですな。今後、ヨン・カリューベンゼマに頑張って貰わねば。前人未踏、空前絶後の6連覇も達成なりますかな。

チェルシーが暫定首位という状況で見事な勝利、完勝といって相応しい内容。このままチェルシーと並んで直接対決で差が出ると面白いが、第14節までの道程

10 11 12 13 14
ManUtd Bolton A Portsmouth H Blackburn A Sheffield A H
Chelsea Sheffield A Tottenham A Watford H Westham H A

チェルシートットナムを除いて下位であるのに対して、3連戦クセのあるチームばっかりとやるのか。ちょっと仕組まれたイジワルだな。

レヴァークーゼンハンブルクに初勝利献上。ラフィー復帰を途中出場ゲレーロが2得点で祝うと。それにしても先制しておきながら逆転負けとはホームで勿体ないことをしましたな、バイエル。まぁキャプテンのラメロウが前節の退場でいなかったことも響いたんだろうなぁと予想。前半だけでキースリンクを下げた采配もよくワカランがスキッベ。裏のフランクルフト対ニュルンベルクの実は無敗対決では互いに点を取り合って痛み分けの引き分けと。
順位表とすると勝ち点10と勝ち点8に境目が出来たような実感が。最下位のマインツと13位のハンブルクと勝ち点差3か。バイエルが14位と怖いリーグだ。3位のヘルタと12位のフランクフルトとの勝ち点差も3だ。逞しいリーグだ。