• 観客問題

イングランドとイタリアの観客の減少はかなり厳しい話だそうです。原因として大きいのがペイパー・ビューチャンネルの増加で家で多くの試合が見られるから外に出ないということだそうですが。日本で見ていてもイングランドやイタリアの客の少なさは心配になるくらいだからなぁ。例外はお披露目したエミレーツ・スタジアムや今季拡張工事によって最多観客動員数を更新したオールド・トラフォードなんだけれども。
http://www.asahi.com/sports/update/1025/138.html
珍しく朝日新聞の記事からだお。

イングランドプレミアリーグ)昨季の1試合平均の入場者数は3万3875人。ピークだった2002-03年シーズンの3万5464人からダウンした。今季は平均3万4084人と盛り返しているが、これは6万人収容の新本拠に移転したアーセナルと、客席数を8000席増設したマンチェスター・ユナイテッドが大幅に入場者数を伸ばしたため。過半数のチームは観客減に悩んでいる。
クラブ別ではプレミア昇格2シーズン目のウィガンが約18%の大幅減で、1試合平均1万6965人しか入っていない。昨季まで中田英寿氏が在籍したボルトンも約12%減。ボルトンは目下リーグ3位と好調なだけに、頭の痛い観客離れだ。
原因としてタイムズ紙は、入場券価格の高騰や戦力格差の拡大を指摘する関係者の声を紹介している。

ああ、ところでこの記事の大問題なところである「戦力格差の拡大」ってのは何だろう?チェルシーマンチェスター・ユナイテッドアーセナル、その他ってことか?
それからイタリアからも。ガゼッタ・デロ・スポルト
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2627353/detail

セリエAで観客のスタジアム離れが深刻な事態となっている。1997-98季1試合平均3万1161人だった観客数が今季は1万9511人と激減しており、この計算で最終節までいくと1970年以降ワースト記録となる見込みである事が分かった。過去38年間で一試合平均観客数が最も多かったのはベローナが優勝を飾った1984-85季で、3万8872人。当時セリエAは16チームで構成されていた。チーム数が18チーム、20チームに増加するに反比例する形で観客数が減少している事も明らかとなった。一方、今季のセリエBユベントスカルチョ・スキャンダル判決によりセリエAから降格)に加え、熱狂的サポーターを多数抱えるジェノアナポリ(いずれも今季セリエC1から昇格)の名門クラブが揃った。セリエBは昨季の同時期に全試合を合わせ5万5053人だった観客数が今季は11万3820人と実に106.7パーセントの伸びを記録している事が分かった。

こちらはBだけ伸びるという目出度いお話。プロヴィンチャのクラブのサポーターの皆様は「ユーヴェ相手に戦うなんて一生に一度あるかないか」ということでスタジアムに詰めかけるとな。何というかユーヴェの凄さを見ている気がする。