http://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=612120048
ついにチクルス完成と。世界初のDeccaによるステレオサウンドでのリヒャルト・ワーグナー「ニーベルングの指環」、しかも1955年のバイロイト祝祭劇場のライヴと。指揮はヨゼフ・カイルベルト。
凄いなぁ、TESTAMENTレーベル。
ハンス・クナッパーツブッシュの復活第1回の1951年のバイロイト、「神々の黄昏」が出たときも凄いなと思ったけれど。
Gotterdammerung: Bayreuth 1951
- アーティスト: Richard Wagner,Knappertsbusch,Varnay,Aldenhoff,Uhde
- 出版社/メーカー: Testament UK
- 発売日: 1999/09/07
- メディア: CD
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ノイマンM49マイクロフォン6本を使用してのここでの録音は、しかしながらある意味“賭け”でもありました。一回設置されたマイクは一度演奏が始まれば二度と触れることができなかったからです。6本のうちの3本は、照明固定用のバーに一緒に吊り下げられ、舞台上20フィートにありました。それらが集約されたのが、ロイ・ウォレスの設計した6チャンネル・ミキサーST2。そして2台のAEG TR9テープ・レコーダーに、ヴィントガッセン、ホッター、ヴァルナイなど、そうそうたるワーグナー歌手たちの競演と、カイルベルトが指揮するオーケストラが醸し出す、バイロイト祝祭劇場の独特なサウンドがステレオで収められたのです。
バイロイトのライブ録音はカール・ベーム、ピエール・ブーレーズ、ダニエル・バレンボイムやらあるけれど、歴史的価値を感じるよ。