- 第九und復活
やっぱり大曲だけに名演があると感動しますな。どちらもベートーヴェンとマーラーの代表曲だし。特にベートーヴェンは最高傑作であり、後生の作曲家がこの最高峰を超えようと挑んだわけだし。
・交響曲第9番 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
左からフルトヴェングラー、テンシュテット、バーンスタイン、ラトル、ガーディナー
ベートーヴェンのこの曲は人類の内在する問題に対しての回答のような曲ですよね。深い。古楽器演奏の登場、ベーレンライター版の登場で様々なベートーヴェン像が作られるけれど、曲は楽譜が物語る歴史や内容は変わらない。
・交響曲第2番 グスタフ・マーラー
左からクレンペラー、バーンスタイン、クーベリック、アバド、キャプラン
やっぱり、復活の合唱が始まる部分とか神秘的な感じがたまらない。色々な評論にも書いて有るとおり、この交響曲の中で構成が素晴らしいのは第1楽章と第3楽章だが、最終楽章にはそういうことを抜きにする、神秘的で感動的な何かがある。名作たる所以。第4主題が声を伴って再現されるなんてねぇ。初めて聴く人は驚くでしょうに。(何度も聴いて、楽譜を読んでいく裡にこの曲の深さを見る)