27対23で、ミシェル・プラティニが現職のレーナート・ヨハンションに勝って、エッベ・シュヴァルツから始まる第7代目のUEFA会長と。
彼は選挙前からの公言で
フットボールは商品である前にゲームである。マーケットである前にスポーツである。ビジネスである前にショウである。」ということを言って、結論はUEFAチャンピオンズリーグuefa杯の縮小を訴えているんですよ。(2年後のチャンピオンズは最大枠4から3に減少することが決定)企業からの大きなスポンサーがあってファンが入る、テレビの収益も莫大な大会を捨てるわけですよ。ファンが見たいと思っている強いクラブ同士が戦い合う大会がまぁ実質なくなっていくわけですよ。チャンピオンズは各国1クラブ、uefa杯は2年スパンでやっていこうだとか、言っていたりしているし。トヨタカップオセアニア王者とヨーロッパ王者がどうみても同じレベルとは思えないことを、チャンピオンズでもやってしまおうというワケですね。
それから彼のネガティヴな話と言えば、2002年のW杯で声高にキムチ開催を主張して、FIFAUEFAが大きく対立する引き金を引いてしまって、W杯は結果的に最悪な結果をもたらし、立場のなくなったプラティニはその後、現FIFA会長のジョセフ・ブラッターに近い立場になっている状態と。今回、ゼップ・ブラッタープラティニ支持を表明していたけれど、彼のエキセントリックな発案をUEFAも何れか実行すると思うだけで恐ろしいモノを感ぜざるを得ない。
もう、既にビッグクラブの関係者、例えばサー・アレックス・ファーガソンが「プラティニは王者同士の戦いがベストだと考えているようだが、多くの人間はソレを望んでいない、トップの国は良いチームを多く抱えていて、チャンピオンズではそれがスリリングな大会にしているじゃないか、第一、プラティニ自身がビッグクラブにいたのに、それを理解していないのか」といった発言をしましたね。勿論、牽制であり反対です。
次回の選挙で、ぜひともカイザーに出て貰って、またヨハンションのような立場に戻って貰わないと。カイザーはビッグクラブの一の会長であり、欧州を代表する顔ですから。