この前のN響アワーの選曲って異常というか、あまりにも王道を反れていたというか。

エニグマ変奏曲第12変奏(エルガー
交響曲第5番第3楽章(ショスタコーヴィチ
「蝶々」(フォーレ
ピアノ四重奏曲第1番第4楽章(ブラームス、編曲シェーンベルク

チェロを取り上げたというが、さすがに番組表を見て見るのを止めたが、失敗だったようだ。盛り上がってら。
ブラームスでチェロといえば交響曲第3番の第3楽章だろと声を大にして言いたい。それにショスタコーヴィチのチェロといえば交響曲第8番の第1楽章だったりとか、第15番の頭が痛くなること必至の第2楽章第3楽章だったりとありそうなんだけどねぇ。5番の第3楽章ってチョイスが渋い。

全曲聴くと、チェロって全体に渡り大変なんだけど。しかし、曲の冒頭のチェロ・コントラバスから、このムラヴィンスキーの透徹ぶりの恐ろしさは何なんだ。全く。