• 陰に隠れたレフトバック

残念ながらロベルト・カルロスが凄すぎたので、輝くことのない選手が沢山いたことは事実である。
まずはポルトゲーザで頭角を現し、スペインでは失敗したけれど(そもそもロベカルと同じクラブにいくか普通)、その後ドイツでミッドフィールダーとして活躍したゼ・ロベルト
記憶に残っている映像が無いくらいかなり渋い選手だ。映像を考えておかねば。
次のセレソンとして最初に候補に挙げられていたのは、パルメイラスからパルマに移籍して活躍し、その後サンパウロに移籍してトヨタカップにやってきたジュニオール
若手で期待されていた選手としては、フラメンゴのアチルソン。足元の技術は確かにあったのだが、バックスやるにしては問題外の守備の弱さが彼のユーヴェでの大失敗であったし、次にドイツに来たときはしっかりとトップ下の選手をやっていた。U-23の主力として出場はあって五輪でも招集されたけれど、出場したのは2歳年下のファビオ・アウレリオ
強かった頃のコリンチャンスで才能を見せて、アーセナルに移籍、アシュリー・コールにポジションは奪われた後にスペインはセルタでチャンピオンズ出場、その後バルサにおいても活躍したシウビーニョ。彼はクラブキャリアに比してセレソンでの出場は少ない。
所属のミランでは、レフトバックはイヤとか言っていたが、元々ラテラルであったセルジーニョミッドフィールダーとして考えたらセレソンクラスでないと判断されるんだな。
若くしてドイツに移籍して、代表経験がないからドイツ代表もと言われていたボルシア・ドルトムントのデデ。ルディー・フェラーは外国出身選手の国籍取得には反対してたおかげでそれは頓挫。2004年のハンガリー戦が最初にして唯一のセレソンだったりする。
まだまだいそうだが、思い出す作業は疲れる。

  • 若手をば

ロベルト・カルロス本人が後継者としてメレンゲスに呼んだのが、マルセロ。
現所属のセビリアでは今季も中盤での起用が多いけれど、毎度のブラジリアンらしい見事な攻撃センスのあるアドリアーノ・コヘイラ。
レアル・マドリー・カスティージャからデポルティーボに移籍して、カプデビジャの後釜をしっかりとこなしているフェリピ・ルイス
アヤックスで才能を見せて、エンポリでの修行からインテル栄転も、やっぱりセリエよりということで今季からバルサに移籍したマックスウェル。
ブラジル本国でいえば、欧州では大失敗、サントスに戻って復調し、現在はインテルナシオナウの強かった頃のコリンチャンスのラテラル、クレーベル
どれもこれも、あと一歩、前に出ないんだよなぁ。それにしても書けば書くだけ、ドゥンガにおけるマイコンのような存在がいないな。皆様、背が低い。マイコンも攻撃好きな選手であるが、威圧感がなぁ。あとは攻撃の後に裏を取られる心配が少ないことがマイコンの特徴といえばそうか。