4強出揃ってからのお話
「で、どこが勝つのかねぇ?」
正直な話、4年前はこの段階でイタリアくらいしか応援するところがなかったし
なんだか、ピッポのゴール以来、優勝して貰いたい気持ちにもなっていたわけだが
今回の場合、なんともいえない、心のモヤモヤ感があったりする。
有名なジンクスとして、欧州開催では欧州の国が、欧州以外の開催では欧州以外(ぶっちゃけ南米)が、優勝しておりまして、唯一の例外が1958年のブラジル。
スウェーデン大会、リードホルムやグレンがいたスウェーデンだったけれど、17歳のペレ擁するブラジルに
見事に逆転負け、相手のゴールを祝福したというお話。
それ以来のことが起きるのかねと。ペレ以来の才能が出るとかなぁ。考えるとムネがドキドキするぜ。
1974年以来、ブラジルに勝利したオランダ。1974年というのは、リヌス・ミケルス監督下、ヨハン・クライフが唯一出場した大会である、西ドイツ大会。決勝ではフランツ・ベッケンバウアー擁する西ドイツが、あのベルティ・フォクツがクライフを抑えての勝利。ドイツとオランダの対戦はフェラーとライカールトの有名な喧嘩以来だし、これまたムネがドキドキするといえばする。クライフ以上の成績があり得るとか考えたら、そりゃもっと。
ただ、オチとして、最も感動的なシナリオは。3位決定戦は2ndGKが出場する。初の3位決定戦に臨むのは、バルサの正GKでこれまで出場すらなかった男。譲って貰った出場機会は、一生に一度のスペイン代表としての晴れ舞台。これは感動する。前回大会のレーマン・カーン論争以上に感動する。(お兄さんはあのアルゼンチン戦、クローゼの同点ゴールで既にもう心拍はかなり高まっていたが、あの握手は泣いた)
というわけで、どこが優勝するかワカランね。