• 追いつけ

1点のビハインドの後の采配の差違について
1.アタッカーを入れろ
サモアー・ギャンを入れて、前の選手が3名になったサンダランドに対し、後半開始からベックフォードを下げてヤクブを入れたエバートン。前線の選手の問題と言うよりは、前線へのフォローアップに問題があったように見受けられ、ツートップにしたほうが前の起点の数が増えて攻撃もより有機的に繋がると思えるのだが、モイーズの采配は残念なことに。
2.ボールの配給者を考えろ
後半の20分過ぎにウィンガーのビリャレトディノフを入れたのだが、下げたのはハイティンガ。彼がいなくなったことで中盤の底からの長いパスを供給がなくなった。試合全体を通じて、「前へ」という意志が感じない、バックパスの多さからグディソン・パークのスタジアム全体を覆う重い雰囲気とブーイングにつながる。本来センターハーフである彼を残してジャギエルカかディスタンを下げた方が賢明だと私は思った。逆にブラックキャッツフルバックのオヌオハを下げて、ゼンデンを入れ、中盤のボール回しに変化をつける。供給役として非常に良い動きをしたし、クロスの上手かったアウトサイドのエルムハマディは最後まで右からの攻撃に役立ったと。
それにしても、1点のビハインドを作ってしまった、アントン・ファーディナンドのプレーが残念すぎてなりません。ガナーズには痛すぎる失点だったな。勝ち点が逃げていった。2年前は最後の最後にセスクが決めて追いついたことのある、スタジアム・オブ・ライト