駒野友一選手の負傷による途中出場だったことを加味しても
内田篤人フルバックとしての動きには、大いに疑問符を付けざるを得ない。
彼のポジション、位置取りの悪かったシーンは、前半に見られ、この3つ。時間は見てなかった、スマヌ。
1.ボランチがパスを出したい時に、上がりすぎて相手のマークがついてしまって、パスを出せない。
2.ボールを奪取したので攻撃だ、ボランチは右に攻撃参加する選手がいると思ったら、内田はバックラインにいた。
3.攻撃に出て行って、自分の上がったスペースを突かれてあわや失点という場面を創出。
おそらく、かなりザック以下選手にも色々と叱責されたのだろうが、後半は相手のプレッシャーに対し、バックパスしかできない、しかもそれがかなり危ないという、泣きたくなる選手でした。
彼は、頭で状況を把握する力が足りないのか、それともライトバックとしての経験が少ない故なのかは知らないが、彼が代表でポジションを取れる選手だとは、とても思えないほどの、ダメっぷりでした。
何せ、現在の日本代表は、右利きの選手が多い、左利きは本田圭佑選手くらいですが、アウトサイドプレーヤーで左利きの選手がいないし、4-3-3の右に位置するのが岡崎慎司選手ですから、彼が中に入って行くことを考えると空いたスペースを上手く埋めることと良いクロス配球ができるライトバックは非常に大事なのですが、内田選手はどちらの点においても落第点の成績と。残念です。
いつ、彼は、世界を驚かせてくれるのでしょう、マイナスの意味では大いに驚き呆れている私でございますが。
試合の感想としては、親善試合という割に、ガチな戦いをすることによって課題は明らかに。
1.日本の選手はワールドクラスなスーパーな選手はいないので相手の組織を崩すスキームを構築しましょう
2.優秀なセンターフォワードが出てくれると嬉しいな。ポストプレーが上手くカウンターの基点として活躍できる選手。尚且つヘディングが強い選手だと嬉しい。
3.GKの西川周作はスーパーセーブとかなかったことでなく、フィードやパントが非常に拙かったことは明白で、物足りない。故に、川島永嗣に続くGKが出てくれると嬉しい。
4.左利きのアウトサイドプレーヤー(特にウィング、後半になったら香川真司と交替で相手を虐める役、かつての2002年W杯におけるデニウソン役)をリーグから発掘しましょう。Jリーグにいるのかしら?記憶の片隅にはポルトガルマリティモから、ドイツのエネルギー・コットブスに移籍した相馬崇人がいるわけですが、ザッケローニ監督とか首脳陣は見ているのかな?
5.内田は使えない。
試合内容としては、良かったかなと思っていますが、セルジオ越後のように「アルゼンチンに勝ったとはいえ、まだ韓国を上回る力はない。それが現実だ。勝って結果を出したかった」と、勝つことを目的とした観点からしたら、色々修正する点があるのも事実です。浮かれただけの記事やテレビの発言は見るたびに何を考えているのかと。