学級崩壊

民主党の現状を表現する言葉は
学級崩壊
だと、NHKのキャスターが人の言葉として伝えていたのだが
正直、そんな感じで、過去の歴史でこんな状態がないのである。最適語がないというのは何とも残念な気分であるが、何年かはたまた何十年か後、あの頃の「菅直人政権ほどの酷さじゃない」という言葉をニュースキャスターやアンカーマン、もしくは政治家、政治学者、評論家が話しているかとも思うと何というか、そんな気分。
どうして菅しかいなかったんだと言えばそれまでのお話。ドイツがどうしてヒトラーしかいなかったんだといえばそれまでのお話。代償を払うのは国民ですから。さて、問題は、民衆が打倒するか否かとかねぇ。
現在、大変な状況になっている地中海沿岸の北アフリカチュニジア、エジプト、そしてまさかまさかのリビアetc)中東アジア、アラブ諸国バーレーンオマーン)の方々と日本が違うのは、歴史的にそんなことが成功した試しがないってことと、
明治維新は周到な準備と当時の徳川政権が起きた状況が特殊すぎて参考にならない。鎌倉幕府なんて遡るわけにもいかない)
日本が過去の歴史の中で、侵略と紛争ということを経験してないから、はっきり言ってワケワカランのである。どうしていいか。平和ボケの人(特に福島瑞穂社会党なんか典型だが)は、武器のない仮定(海外なんかじゃ絶対理解されない思想、「勝ち取らない平和」とでも言おうか)で放すのが大好きだが、武器のある仮定ってのも、日本の場合のみ考えられんのだよ。平和主義と戦争および武器のない理想は理解できるのであっても、その過程が遠すぎる。
その証左が、日本国憲法の原文で、理想を掲げ、承認だったり確認だったりしているが、実際問題、それは可能かという照合作業がない。社会党が護憲に走る理由は、照合されなければ自分たちの不思議平和主義を観察される理由がないからなのだろう。今更思った。