• システム3-4-3

アルベルト・ザッケローニって人が
ウディネーゼを率いていた時に、当時王者だったユベントス
退場者を出してしまったところで、通常は守備の選手を補填すると思われていたところ
バックラインの人数を3名のまま戦い、勝ってしまったことでイタリア中、てんやわんや。
作戦的に色々考えられた結論として、ザッケローニさんは3-4-3でウディネーゼを3位だったか上位にまで押し上げ、ミランに引き抜かれても3-4-3乃至3-4-1-2というスタイルで一時代を築いたわけです。
お陰様でセリエの大半が3バック、カルチョは見事に中盤での野獣ばかりのつぶし合いもしくはロングボール一辺倒(前線のスターにボールがいったときだけが魅力)という内容になって、欧州戦での活躍がパタりと落ちる期間が発生。
21世紀に入ってから3-4-3というシステムを使って魅力的なフットボールをしたのは、唯一上げるとしてもバイエル・レバークーゼンくらいしか見なくなりました。
クラウス・アウゲンターラーの04-05の前半までの、あの魅力的なサッカー。中盤のホブソン・ポンチが攻撃のタクトを揮い、トップにいるディミタール・ベルバトフがボールを収めることができ且つシュートを決められる、何より大きな魅力はサイドアタッカーが充実していて中への供給も見事だったところに尽きるのです。
それに比べて、この日本代表のガッカリ具合は何故かと言えば、
センターフォワードにガッカリ、サイドアタックにガッカリ、シュートの少なさにガッカリと、ガッカリのスリートップなのであります。残念すぎる。
とっととフォーバックスのオーソドックスな戦いで、まずシンプルな内容でも結果が残せそうな魅力を見せて、その上で3-4-3はオプション(あくまで付属品)としてしておくべきなのであります。