2 EUROプレビュー

チェコデンマーク  白対赤
簡単に言うと、非常に堅い試合になると思う。有利なのはチェコだろう。デンマークはエッベ・サンドが出場が少々危惧されている。これは非常に痛い問題である。ヨン・ダール・トマソンはトップ下で活きる人間なのでトップのサンドがいないのはかなり違う。サンドの役割はもう一つある。サイドからのウィングプレイヤー(スタメンはヨルゲンセンとグロンケアだと思うが、ロンメダール、も良い選手だ)のセンタリングのターゲットマンになることである。これも高さのある彼でしかできない。サイドバックも凄いよね。ヘルベグとニクラス・イェンセン。これまでのデンマークの得点シーンを振り返ると、ブルガリア戦の2点目(グロンケア)はサンドが下がったのでトマソンがポストをやっていたが、やはりトマソンはトップ下。
チェコはどうなるだろうか?私はチェコは4−5−1が一番ベストだと思うが。毎度言ってるが、結果が出ているのだからミラン・バロシュは出場するだろう。左にスミチェル、右にポポルスキーで真ん中でガラセクが守備で献身的に相手を抑える中でロシツキーネドヴェドが相手をかき回す方が良いと思うのだが。控えFWにもう一人ハインツという素晴らしい選手もいるし、攻撃に事欠かない。そしてドイツ戦で主力を休ませ、守備の確認もできたところが大きい、ウィファルシ、ボルフ、イラネク。やはり盤石だなぁ。
この試合はやはり中盤運動量のあるチェコの攻撃的MF(パヴェル・ネドヴェドとトマス・ロシツキー)をポウルセングラベセンがどう抑えるかとサイド攻撃、チェコだとサイドバックヤンクロフスキグリゲラがどこまで上がるだろうかというところ。そしてトマソンをガラセクがどこまで抑えるのだろうか?そこに注目かと。勿論ポポルスキーを忘れることはできない。デンマークの左サイドバックがいつものニクラス・イェンセンではなく、ベケルンド(PSVアイントホーフェン)であるのでここを崩されてしまうとデンマークは命取り。チェコの2トップ(ヤン・コラーバロシュ)対GKソーレンセンマルティン・ラウルセン率いる守備陣というのも気になるが、やはりゲームは中盤と展開が鍵だと思うよ。