1.8 EUROレビュー

今日は敗退国編 part2である。

  • グループD ドイツ

この国の評価はかなり悪かった。しかし大会優勝通算3回などということが取り沙汰されたか一応、2強に追随しラトヴィアを本当にダークホースとしかされていなかった。しかし結果はどうだったか。イタリア、フランスなど強国に勝てない症候群、親善試合2つ(ルーマニアハンガリー)の敗北そのままのチームだった。チームとしての問題は守備陣の整備と得点力不足の解消。ところがこれは大会前からフェラーが警告していたことである。彼は「ブンデスリーガにおける外国人の人数規制」を求めた。クラブチームの主要ポジションが外国人だったのだから。残された人間を寄せ集めたチームはまるで2流のFWとピークの過ぎたセンターバックによって黄昏へと向かったのだった。ドイツはどこへ?2年後までにどこまで変われるのだろうか?ちなみにブンデスリーガで一番有名なクラブ、バイエルン・ミュンヘンセンターバックにブラジル人ルシオを補強した。

  • グループB スイス

この国はグループリーグ、フランス戦で敗退が決定したのだが、ファンは拍手で迎えた。この本戦まで来たことなのか、この試合でフォンランテンが大会史上最年少ゴールを決めたことなのかは定かではないが、2,4年後の希望を残すチームだったことは確かである。シュパイヒャーやヤキン兄弟、フレイなど若手が多く存在し、攻撃もなかなか多彩だった。守備もムラト・ヤキン、ミュラーが頑張っていた。小国であるこの国は敗北の中にも次の光が見えるのだ。