http://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=412220045
かなり後の話になるのだが、マリス・ヤンソンスショスタコーヴィチ交響曲13番「バビ・ヤール」が出る。
この曲をショスタコーヴィチの最高傑作と考えてもおかしくないと思うのだが、CDは案外少ない。結局、交響曲全集を作った指揮者の録音しか無かったりするのが現状。エフゲニー・ムラヴィンスキーの録音も無いんだよね。この曲の初演はキリル・コンドラシン。雪解けと言いつつも、エフトゥシェンコという若いユダヤ人の詩人の詩を採用した問題作。曲の構成は交響曲8番と似た形の5楽章形式で音楽の盛り上げ方はそれ以上、最後のヴァイオリンの響きは何を意味するのか非常に謎のまま、謎のまま、とにかく面白い曲ではある。