成就と崩壊の始まり

ショッキングなまでに似合ってる。

日本で一番手に入りやすく且つ見やすいマーラーの入門に最適な本柴田南雄グスタフ・マーラー―現代音楽への道 (岩波新書 黄版 280)には、マーラーの中期の作品群について、こう見出しを作ってある。勿論これはマーラーの自伝とも兼ねた上での言葉を選らんだことだろう。ただこの後の交響曲について交響曲第8番を「畢生の大作」、交響曲第9番を「交響曲の頂点」と記してあり、始まりに対しての結果がない。実状からしても成就も崩壊もどちらも要素として兼ねている。即ち、二項対立のまま作曲家は進み、それはソナタ形式の拡大とソナタ形式の変容で幕を閉じる。しかし、世の中難しいことに8と9が良い交響曲全集が見つかりにくい現状。もっと言うと5から9で良いというのが難しい。
今日の画像は、昨日書いていたらミスヒットした人です。そのため名前書けず。昨日、見損ねた人。ちなみにこの画像はチュッパチャップスのイラストの原型はサルバドール・ダリというシーン。ベレー帽が似合っていてカワイイハァハァ。これが朝だけ変わったJNNニュースバードの魅力。