悪魔が私と踊る

時代背景が違えばアマデウスも

世の中のモーツァルト好きはその天衣無縫の明るさや楽しさに憧れて好きになっているのだと個人的には推測しているが、モーツァルトの曲の中にはそれとは離れた融通無碍の極地に入った曲と内面を剔るような暗い曲があったりする。ときおり見せる明るさが逆に引き立たせる良さ。ピアノ協奏曲でたった2曲だけの短調。ただ高く評価され、ショパンラフマニノフブラームスベートーヴェン等に劣ることのない魅力があるとは思う。作りは確かに古典調だし、大きさはそれほどではないが。(24番はそれでも27曲中最大)