スタメン凄かったですね。センターバックリリアン・テュラムとジョナタン・ゼビナのコンビ。前線はスター選手が沢山いたわけですけど、それよりも驚いたのは、マリノスと試合やると両チームの個人の間の距離がまるで違う。プレッシャーの量と質が違う。ほぼ全てがユヴェントスのポゼッションと。やはりこれがセリエAというわけか。
テレビ放送内でしっかりと聞こえた「坂田(坂田大輔)、バックパス、取りに行け、行け!」と叫んだ岡田武史監督。逆にトップのダヴィド・トレゼゲからのプレッシング、バイタルエリアの前で、二人三人で囲んで取り囲むユーヴェ。日本では横浜のそれが通用するわけですが、世界の上位では通用しないと。
攻撃に関しては、田中隼磨が右から抜け出すシーンが危なかった以外はあまり記憶になく(キメンティが危なかったというシーンが後半にはあったが)、対するユーヴェはデルピエロネドヴェドトレゼゲの三人でカウンターのシーンが最高に良かった。(尤も、トレゼゲはシュートを外す。惜しかった)。ゴールのシーンは左サイドのペッソットのクロスはザンブロッタと違う魅力でまた良かったな。往年の左の職人。逆に右にいたカポはやはりカモラネーシと比べるとねぇ。ただ彼処でフリーで蹴らせる方と、クロスの対応のマズさから出た得点のようにも見えたゴール。しかし、きっちり決めるアレは役者ですね。