リヴァプールの全盛期と言えば80年代であるが、一応タイトル(カップ3冠)を取った2001年を思い出してみる。スティーブン・ジェラードも残留が決まったことだし。この時期の監督はジェラール・ウリエ。攻撃に駒を集めても活かせない天才。俗に言うシステムに固執した偏屈者。これだからユース上がりは。
しかし、このuefa杯決勝の面子を見ても、この渋く面白い面子は何だ。
今のリヴァプールと比べ、よりステキ具合と男気度合が高いな。これでプレミアシップを取れなかったわけだから、どれだけ監督の力量が悪いかが解る。

Westerveld、Caraggher、Henchoz(56,Smicer)、Babbl、Gerrard、McAllister、Hamann, Murphy、Heskey(65,Fowler)、Owen(79,Berger)

私の中で、リヴァプールレジェンドとしては、まず何よりもFWの天才、それからスティーブ・マクマナマン、次にジェイミー・レドナップであるが、この90年代の美しい名残が、見事に今のリーガプールには無いところが不思議。天才たちが居揃った中盤はもはや骸骨ですらない。灰に近い。何故にこのような素晴らしい人達はいなくなったんですかい。シャビ・アロンソだけでは替えられん男気の魅力がないな。赤いクラブなのに。そしてこのFWに輝く至高の響きがいまは無いんだな。天才、天才、超天才の人が。リヴァプールを地で行った人間を放出するとはリック・パリーもダメだな。オーウェンもジェラードもこの前任者のカリスマ性にとうに及ばない。