レ・ブルーも2点取ったらペースダウンしやがって、オサーンどもが。チッ。おかげでスイスの試合を楽しめた。

(主審 ホルヘ・ラリオンダ ウルグアイ
抜擢されたダヴィド・トレゼゲだったが、彼が中に位置することでティエリ・アンリは動きやすくなっていた。左サイドから崩そうとする場面は何度もあり、チームも前半から積極的だった。守備のプレッシャーの速さも久々に良くて本気で勝ちを求めている姿だった。
しかし、攻撃陣は気が逸ってパスミスが目立ちチグハグ。折角、フランク・リベリーが抜け出してダヴィド・トレゼゲがゴールを決めたのに、何故か判定オフサイド。時間が経つに連れてトーゴのパスワークの良さからカウンターの脅威も感じながらの戦い、ドフリーでリベリーはシュートを外してしまうわ、フローラン・マルーダミドルシュートも弾かれ、詰めたトレゼゲもゴールならずと、フラストレーションの溜まる前半が終わる。
後半になって、この日キャプテンを任されたパトリック・ヴィエラが積極的に攻撃に加担、リベリーからパスを貰って自らがシュート。そしてゴールと。ついに肩の荷が下りた。そして2点目もウィリー・サニョールからのクロスを頭で落とすと、ボールはアンリの足下へ、そしてアンリが右足を振り抜いてゴール。ここぞの場面で決まって良かった。
で、その後はテンポをかなり落としたため、消極的に。ブーイングも起きるくらい試合はツマラないものになった。交代策はまだ試合出場の少ない選手を出して、まぁ軽く流して試合終了。2-0は対岸が引き分けなら1位進出という安全圏だからムリすることはないわけだが、さすがに幻滅した。

  • スイス対キムチ @ヴェルトマイスターシャフトシュタディオン・ハノーファー

(主審 オラシオ・エリソンド アルゼンチン)
ダニエル・ガイガックスの欠場により先発したハカン・ヤキン。彼の魔法の左足から速く曲がるフリーキックはピンポイントでフィリップ・センデロスのところへ、振り抜いた頭が相手選手に当たって流血となったがボールはゴールマウスへ。その後はディック・アドフォカートが順次FWの枚数を増やす等して攻撃に厚みを持たせようとするが肝心のポストプレーヤーセンデロスヨハン・ジュルー、パトリック・ミュラーに抑えられる、またルドヴィク・マニャンを外して起用したクリストフ・シュパイヒャーがパク・チソンマンマークすることに成功、GKパスカル・ズベルビューラーの好守もあって失点を許さない。そしてルーズボールを拾うことに成功するとカウンターに掛かることができる組織戦術の強さを見せる。
そしてアレクサンドル・フレイが2点目を奪取。ハビエル・マルゲラスが横パスを出したボールがキムチの17番の選手の足に当たりオフサイドポジションにいたフレイへとボールが渡る、副審はオフサイドフラッグを挙げていたが主審は笛を吹かず、ルール上オフサイドでないのでゴールは認められる。キムチの選手達は集中力が切れていた。抗議は何も実らずと。結局その後の波状攻撃もキムチは点にならず、敗退。スイスの踏ん張れる力に感動した。