ノックアウトラウンドですね。8/16で敗退するのは辛い気分でしょうな。

(主審 カルロス・シモン ブラジル)
早い時間帯に2点を決めてしまい、しかも相手が一人退場となってからのドイツの拙攻は何というか悲しいねぇ。ボールキープはできるんだけれど決定力や迫力に欠ける。個人的にはバスティアン・シュヴァインシュタイガーを左に固定するのはムリがあるんだと思う。彼は中盤を自由に動くことで攻撃を活性化する人間なのに左から中に切れ込んでシュートを撃つだけでは芸がない。ついでにレフトバックのフィリップ・ラームも右利きだから同じ事することになって芸がない。左利きの選手は一応トーマス・ヒツルスペルガー、マルセル・ヤンゼンといるが一度も使われていないことはちょっと心配。右サイドはセバスチャン・ダイスラーがいないので、速くて切れるクロスがベルント・シュナイダーにないけれど、彼の運動量、時にはフルバックをカヴァーし、時には攻撃のバランスを考えてウィングの位置にいる器用さはドイツを助けている。特にミヒャエル・バラックが入って以降、彼がトルステン・フリンクスと並んだ位置にいることが多い。これも問題だと思うんだけどなぁ。何だ、結局ドイツは最後はクロスとミドルシュート頼みかと思ってしまった、そんな試合。ああ、守備は相変わらずだよ。とにかく、国民世論の大半が16行けば御の字だったからねぇ。クリンシー。
好材料は段々、ミロスラフ・クローゼルーカス・ポドルスキーのコンビは良くなりましたね。第3節前にクローゼが文句を言って以来、ポドルスキーも決めるようになるとは。あとは中盤との連動。バイタルエリアで互いに意図が合ってないシーンがちらほら。まぁ次戦はボールを持てませんから、逆にエクアドル戦のように一発狙いができて良いですね。